夜勤明けの帰り道で立ったまま意識が飛びかけた日に、「もう体力で戦う看護師、無理かも」ってはっきり思って。そこから「座ってできる看護師の仕事ってないのかな」って調べていて見つけたのが、コールセンターの求人でした。
先に言っちゃうと、看護師のコールセンターは体はすごく楽です。でも「電話してアドバイスするだけでしょ?」みたいな楽勝の仕事かというと、そこはちょっと違うかなと。
クレーム対応もあるし、相手の顔が見えないなかで「これは受診すすめるべき?」って判断する責任もそれなりに重いんですよね。この記事では、看護師のコールセンター求人の仕事内容(医療相談・受診勧奨・治験コールなど)、時給の相場、未経験でも大丈夫なのか、そして正直きついと感じる部分まで、わたしが転職を考えたときに調べたことを本音で書いていきます。
わたしはあさこといいます。急性期の内科外科混合病棟で7年、3交代で月10〜12回の夜勤をやってきて、6年目の冬に体が限界をむかえて日勤のみの外来へ移りました。コールセンターは結局わたし自身は選ばなかったんですが、転職先を探す過程でかなり調べたので、その目線で書きますね。
看護師のコールセンター求人の仕事内容って?

コールセンターと一口に言っても、看護師がやる電話の中身はいくつか種類があります。まずそこを整理しますね。
ひとつずつ見ていきますね。
医療相談・健康相談:一番多いタイプ

看護師のコールセンターで一番多いのが、医療相談や健康相談の電話を受ける仕事です。自治体や保険会社、製薬会社が窓口を持っていて、「子どもが熱を出したけど受診すべき?」「この症状は様子見でいい?」みたいな相談に、看護師の知識をもとに答えていきます。
病棟みたいに自分が処置するわけじゃなくて、相手の話を聞いて、整理して、適切な行動を案内するのが役目です。アセスメント力がそのまま活きるので、病棟経験者はわりとすんなり入れると思います。電話を受ける受信(インバウンド)が中心なので、こちらからガンガン営業する感じではないです。
受診勧奨・保健指導:こちらからかける電話

逆に、こちらから電話をかける発信(アウトバウンド)の仕事もあります。健診の結果が引っかかった人に「再検査を受けてくださいね」と案内する受診勧奨や、特定保健指導の電話サポートがこれにあたります。
相手は健康な人や、むしろ受診をめんどくさがっている人が多いので、ちょっと営業っぽさを感じる場面もあるかも。でも「健康のために動いてもらう」のがゴールなので、看護師としてのやりがいは感じやすいです。ノルマがある職場とない職場があるので、ここは求人を見るときに確認したいポイントですね。
治験コール・その他:CRCサポートなど

ちょっと特殊なところだと、治験に関する電話業務もあります。治験コールセンターで参加者からの問い合わせに対応したり、CRC(治験コーディネーター)のサポートとして連絡調整をしたりする仕事です。製薬・CRO系の求人で見かけます。
あとは、医療機器メーカーの問い合わせ窓口や、オンライン診療のサポート窓口なんかもあります。コールセンターと言っても本当に幅広いので、自分がどの分野なら興味を持って続けられそうか、求人内容をよく読んで選ぶといいと思います。
- 医療相談・健康相談(受信中心)
- 受診勧奨・特定保健指導(発信あり)
- 治験コール・CRCサポート
- 医療機器の問い合わせ窓口・オンライン診療サポート
こうやって並べると、同じ「コールセンター」でも中身がぜんぜん違うのが分かると思います。次は一番気になるお金の話です。
看護師のコールセンター求人、時給と未経験可か

正直、ここが一番気になりますよね。時給の相場と、未経験でも入れるのかを書きます。
ひとつずつ見ていきますね。
時給は1300〜1800円くらいが相場

わたしが求人を調べた感じだと、看護師のコールセンターの時給はだいたい1300〜1800円が相場で、夜間対応や専門性の高い窓口だと2000円を超えることもあります。一般的な事務系コールセンターより、看護師資格があるぶん高めに設定されているのが普通です。
ただ、病棟で夜勤手当をもらっていた頃の月収と比べると、夜勤がなくなるぶんトータルでは下がることもあります。時給だけ見て「お、高い」と飛びつかず、勤務日数や月収ベースでどれくらいになるか計算してから決めたほうがいいです。わたしも転職のとき、ここで電卓を何回も叩きました。
未経験でも研修ありで入れることが多い

「電話対応なんてやったことない」「コールセンター未経験だけど大丈夫?」って不安、すごく分かります。でも結論から言うと、看護師のコールセンターは未経験から入れる求人が多いです。マニュアルや研修がしっかり用意されている職場がほとんどなので。
求められるのは電話スキルより看護師としての知識と判断力なので、病棟やクリニックの経験があればそれが武器になります。ただし「研修制度あり」と書いてあっても中身は職場でかなり差があるので、研修期間の長さやマニュアルの有無は面接で必ず確認してください。ここを確認せず入ると、初日からいきなり電話を取らされて泣きそうになる、なんて話も聞きます。
扶養内・短時間で働ける求人もある

コールセンターは勤務時間の融通がきく求人が多いのも特徴です。週3日だけ、1日4時間だけ、みたいな短時間勤務や、扶養の範囲内で働ける募集もよく見かけます。子育て中の人やブランク明けの人が、無理なく復帰先に選ぶケースも多いみたいです。
フルタイムの正社員でガッツリ働く道もあるし、パートや派遣で生活に合わせて働く道もある。自分のライフスタイルに合わせやすいのは、コールセンターのいいところだなと思います。
- 週3日・1日4時間などの短時間勤務
- 扶養内で働ける募集
- 在宅コールセンター(自宅から電話対応)の求人も増加中
- 正社員・契約・派遣・パートと雇用形態が選べる
在宅でできる窓口も増えているので、家から出たくない日が多い人は在宅可の求人を探してみるといいかもしれません。
看護師のコールセンターは楽?正直きついと感じる部分

体は楽です。でも「楽勝」かというとそうじゃない部分も正直に書いておきます。ここ大事です。
まず、体の負担はほんとに軽いです。立ちっぱなし・歩きっぱなし・重い患者さんの移乗もないし、夜勤がない求人がほとんど。腰や足がボロボロだった病棟時代を思うと、座って働けるだけで天国みたいに感じる人も多いと思います。わたしも調べていて「これは体は絶対楽だな」と思いました。
でも、きつい部分もちゃんとあります。一番大きいのがクレーム対応です。相手の顔が見えない電話だからこそ、強い口調でぶつけてくる人もいて、メンタルが削られる日があるんですよね。理不尽なことを言われても淡々と対応しないといけないので、感情の処理が苦手な人にはしんどいかも。
あと、意外と重いのが判断の責任です。相手の表情も顔色もバイタルも見えないなかで、声と話の内容だけで「これは救急車レベル?様子見でいい?」を判断しないといけません。病棟なら他のスタッフや医師にすぐ相談できたけど、電話だと自分の判断がダイレクトに相手の行動を左右します。ここのプレッシャーは、やってみないと分からないけど確実にあります。
それと、ずっと座って同じトーンで話し続けるので、刺激がほしいタイプには物足りなく感じることも。逆に、人と深く関わる処置やケアが好きだった人は「看護師っぽいことができない」とさみしくなるかもしれません。体が楽な代わりに、こういう向き不向きがハッキリ出る仕事だと思います。
悩む女性体は楽、でもメンタルと判断の責任は別腹なんですよね…。「座り仕事=ゆるい」と思って入ると、ギャップでしんどくなるかもです。
看護師のコールセンター求人は単発・派遣でまず試せる


向き不向きがハッキリ出る仕事だからこそ、いきなり正社員じゃなく試してみるのがおすすめです。
ひとつずつ見ていきますね。
まずは単発・スポットで体験してみる


コールセンターが自分に合うか分からないなら、いきなり正社員で飛び込まず、単発や短期の派遣でまず試してみるのが安全だと思います。健診シーズンの受診勧奨コールや、ワクチン関連の相談窓口など、スポットで募集がかかる業務もあるので。
コールセンターは研修前提の窓口も多いので1日だけの単発は数が少なめですが、短期の派遣やスポット案件で数日試してから本腰を入れても遅くないです。
単発や派遣の求人は、その分野に強いサービスに登録しておくと一気に見つけやすくなります。わたしが調べたなかでは、単発・派遣に強いMCナースネットが応援ナースや健診、スポット系の求人を幅広く持っていて、コールセンター系のスポット案件も探しやすい印象でした。
- 1日〜数日の単発で適性をチェックできる
- 健診・ワクチン関連でスポット募集が出やすい
- 派遣なら派遣会社が職場との間に入ってくれる
- 合わなければ次の現場に切り替えやすい
いきなり長期で縛られないぶん、精神的なハードルがぐっと下がります。
副業・在宅でゆるく始める手もある


今の仕事を続けながら、副業としてコールセンターをやってみる人もいます。在宅でできる医療相談窓口や、夜間・休日だけのスポット対応など、本業のすき間でできる求人もあるんですよね。いきなり転職するのが怖い人は、まず副業で電話業務を体験してみるのもアリだと思います。
看護師の在宅でできる働き方については、看護師の在宅副業の記事に他の選択肢もまとめているので、コールセンター以外も見比べたい人は読んでみてください。単発バイト全般のことは看護師の単発バイトの記事に書いています。
本気で探すなら複数サイトで比較を


コールセンターを本格的な転職先として考えるなら、一つのサイトだけ見て決めないことだと思います。同じコールセンター求人でも、時給や研修体制、ノルマの有無は職場によってけっこう違うので。複数の看護師転職サイトに登録して、条件を見比べるのが現実的です。
単発・派遣メインで探すならMCナースネットの評判・口コミを確認して登録しておくと、コールセンター系のスポットや派遣案件を出してもらいやすいです。正社員も視野に入れるなら、看護師転職サイトのランキングも合わせて見て、希望を「電話業務・夜勤なし」とハッキリ伝えて求人を出してもらうのが早いと思います。
よくある質問


- 看護師のコールセンターは未経験でも大丈夫ですか?
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大丈夫です。研修やマニュアルが用意されている求人が多く、未経験から入る人もたくさんいます。求められるのは電話スキルより看護師としての知識と判断力なので、病棟やクリニックの経験がそのまま武器になります。ただ研修の手厚さは職場差が大きいので、面接で研修期間やマニュアルの有無を必ず確認してください。
- 看護師のコールセンターの時給はどれくらいですか?
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だいたい1300〜1800円が相場で、夜間対応や専門性の高い窓口だと2000円を超えることもあります。一般事務系のコールセンターより、看護師資格があるぶん高めです。ただ夜勤手当がなくなるので、時給だけでなく月収ベースで計算してから決めるのがおすすめです。
- コールセンターは座り仕事だから楽ですか?
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体の負担は確かにすごく軽いです。立ちっぱなしも移乗もなく、夜勤なしの求人がほとんどなので、腰や足がつらかった人には魅力的だと思います。でもクレーム対応のメンタル面や、相手が見えないなかでの判断責任など、別種のきつさはあります。体は楽でも楽勝ではない、くらいの認識がちょうどいいです。
- どんな種類のコールセンター業務がありますか?
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大きく分けて、医療相談・健康相談を受ける受信業務、受診勧奨や特定保健指導でこちらからかける発信業務、治験コールやCRCサポートなどがあります。ほかに医療機器の問い合わせ窓口やオンライン診療のサポートもあります。同じコールセンターでも中身が全然違うので、自分が興味を持てる分野を選ぶと続けやすいです。
- ノルマはありますか?
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受信中心の医療相談ではノルマがないことが多いですが、受診勧奨など発信系の業務だと件数の目標がある職場もあります。ノルマがプレッシャーになりやすい人は、求人を見るときや面接で「数値目標はありますか」と確認しておくと安心です。受信メインの窓口を選ぶとノルマのストレスは避けやすいです。
- クレーム対応がこわいのですが大丈夫でしょうか?
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正直、クレーム対応はコールセンターのきつい部分です。顔が見えないぶん強い口調の相手もいて、メンタルが削られる日もあります。でもマニュアルや先輩のフォローがある職場を選べば、一人で抱え込まずに済みます。心配なら、まず単発や派遣で雰囲気を確かめてから本格的に決めるのが安全です。
- 扶養内や短時間でも働けますか?
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働けます。週3日だけ、1日4時間だけといった短時間勤務や、扶養の範囲内で働ける求人がよくあります。在宅でできる窓口も増えているので、子育て中の人やブランク明けの人が無理なく働ける選択肢が多いです。希望の働き方を転職サイトに伝えると、条件に合う求人を出してもらいやすいです。
- 在宅でできるコールセンター求人はありますか?
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あります。自宅から電話対応する在宅コールセンターの求人は近年増えています。通勤がないぶん体の負担がさらに軽く、すき間時間に副業として始める人もいます。ただ在宅は自己管理が必要なのと、ネット環境や個人情報の扱いのルールがあるので、その点は求人内容をよく確認してください。
- ブランクがあってもコールセンターに復帰できますか?
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できます。研修制度が整っている求人が多く、ブランク明けの受け入れに慣れた職場もあります。体力勝負ではないので、子育てや療養でしばらく現場を離れていた人の復帰先として選ばれることも多いです。最初は単発や短時間から始めて、感覚を取り戻していくと無理がないです。
- コールセンター求人はどうやって探すのが効率的ですか?
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単発・派遣で試したいならその分野に強いサービスに登録しておくと見つけやすいです。MCナースネットは応援ナースや健診などスポット系に強く、コールセンター系の案件も探しやすい印象でした。正社員も考えるなら複数の看護師転職サイトに登録して、希望を「電話業務・夜勤なし」とハッキリ伝えて比較するのがおすすめです。
まとめ


看護師のコールセンター求人は、体の負担が軽くて夜勤もなく、夜勤で限界をむかえた人にとってはかなり現実的な選択肢です。仕事内容は医療相談や受診勧奨、治験コールなど幅広くて、時給は1300〜1800円が相場。未経験でも研修ありの求人が多く、扶養内や在宅で働ける募集もあります。
ただ、座り仕事で楽な代わりに、クレーム対応のメンタル面や、相手が見えないなかでの判断責任といった別種のきつさもあります。向き不向きがハッキリ出る仕事なので、いきなり正社員で飛び込まず、まずは単発や派遣でお試ししてみるのが失敗しにくいです。
単発・派遣に強いMCナースネットや複数の看護師転職サイトに登録して、「電話業務・夜勤なし」とハッキリ希望を伝えて、自分に合う働き方を見つけてくださいね。









