燃え尽きたように感じて退職を考えているなら、退職届の前に、休む道が使えるかを先に確かめてください。先に受診して勤務のことまで伝え、医師の書面をもとに、休職と傷病手当金が使えるかを見る順番です。
休みの日なのに何もできないまま夕方になって、調べているうちに「燃え尽き症候群」という言葉に行き着いた。もう辞めるしかないのかな、と思いながらこの画面を開いた人に向けて書いています。
わたしは3交代の急性期病棟にいた6年目の秋、内科で「最近眠れなくて」としか言えませんでした。診断書も何もないまま、7年で辞めています。
燃え尽き症候群と診断されたことはないので、名前の話ではなく、順番の話を書きます。看護師本人の相談7件と、厚生労働省・協会けんぽのページで確かめた制度も並べました。
\最初にこの記事の結論/
看護師が燃え尽き症候群かもと退職を考えたら|公的な説明3つと続いた日数
燃え尽き症候群かどうかを自分で決められなくても、受診や相談には進めます。先に見るのは名前ではなく、その状態がどのくらい続いているかです。
順番に見ていきます。
公的な説明にある3つ
厚生労働省のこころの耳の用語解説は、燃え尽き症候群を心身の疲労症状と説明しています。人一倍活発に仕事をしていた人が、なんらかのきっかけで、燃え尽きるように活力を失ったときのものです。主な症状として、次の3つなどがあがっています。
- 心身の疲労消耗感
- 人と距離をとり感情的接触を避ける
- 達成感の低下
同じ説明のなかに、精神医学的にはうつ病と診断されることもあります、という一文があります。
WHOの2019年の発表(英語)も読みました。ICD-11という国際的な分類は、バーンアウトを職業上の現象としてのせています。病気(医学的な状態)には分類していない、という内容です。
日本語の公式の訳は見つけられなかったので、これはわたしが読んだ要旨です。わたしの読み方では、この言葉は病院でつく病名とは限らず、同じ状態に別の診断がつくこともある、ということになります。
名前より続いた日数
自分で「これは燃え尽きだ」と決める必要はありません。知恵袋には、こんな相談がありました。
急性期で20年以上。半年ほど前から専門分野への関心がなくなり、研修で話が頭に入らない。周りに気づかれないようにふるまい、帰ると倒れこむように寝てしまう。調べたらバーンアウトにほとんど当てはまった。出勤できている時点で、バーンアウトではないのだろうか。(知恵袋の相談の要旨)
出勤できているかどうかで線を引く書き方は、わたしが開いた公的な資料にはありませんでした。こころの耳はうつ病について、症状が2週間以上続いて、それまでの社会生活がむずかしくなる状態、と書いています。
同じこころの耳は、こころの変調に気づいたら、一度身近な医療関係者に、そして専門医に相談してみましょう、とも書いています。2週間は自分で病気かどうかを決める線ではないので、それより短くても相談してかまいません。
あさこ名前が合っているかは医師に任せて、こちらは「いつから続いているか」を数えておけば足ります。
休みの日に何もできない日が何週間つづいているか、カレンダーで数えてみてください。その数字が、受診で最初に伝えることになります。
わたしは診断されていない
先に書いておくと、わたしは燃え尽き症候群と診断されたことがありません。自分でそうだったと言うこともできません。
5年目から6年目にかけて、こんなことが続きました。
- 準夜明けに眠れない
- シャワー中も患者さんが頭に
- 生理が乱れる
6年目の秋からは、準夜の出勤前に玄関で吐き気と動悸が出るようになっています。内科で言われたのは「自律神経」で、薬は出ていません。
そのころの体のことは、夜勤前に吐き気がして行きたくなかった6年目の話にくわしく書きました。この記事では、その受診でわたしが何を言わなかったか、のほうを書きます。
相談7件を読んだら、休職したと書いた人は2件
知恵袋で、看護師本人が自分の状態を「燃え尽き」「バーンアウト」と書いた相談を7件読みました。いまの位置で分けると、働きつづけている人が3件、休んでいるか辞めると伝えた人が2件、辞めたあとの人が2件です。分け方はわたしの判断です。
| いまの位置 | 件数 | 書かれていたこと |
|---|---|---|
| 働きつづけている | 3件 | 無気力、辞めて楽になりたい、心が折れた |
| 休んでいる、辞めると伝えた | 2件 | 戻れるかの不安、撤回してこじれた |
| 辞めたあと | 2件 | 1年ほど離れるつもり、次を選べない |
7年目。がむしゃらに働いてきたけれど、最近は無気力というか、燃え尽きたというか、向上心もない。病院で働くことに楽しみも目的ももてなくて、ひたすら辞めて楽になりたいとしか考えられない。(知恵袋の相談の要旨)
読んだ7件では、休職したと本人が書いていたのは2件だけでした。1件はいま休職中の人、もう1件は前の病院で1か月休んでから辞めた人です。傷病手当金に本人が触れた相談は1件もありません。



わたしは受診しても勤務のことを言わなかったので、休む道につながらないまま退職願を書いています。
7件は2011年から2026年までの投稿で、知恵袋に書く人にかたよっています。看護師みんなの話にはできません。それでも、辞める前に休む道が目に入らないまま退職まで進む人がいることは、読み取れました。
受診でわたしが言わなかった2つ|休む道は伝え方で決まる
傷病手当金の申請にも、勤務を減らす話にも、医師の書いたものが要ります。受診しても、勤務のことを言わなければ、その書面にはつながりません。これはわたしの失敗です。
順番に見ていきます。
言えたのは一言だけ
内科にかかったのは、準夜の出勤前の吐き気と動悸が始まった6年目の秋です。医師に伝えられたのは「最近眠れなくて」の一言だけでした。返ってきたのは「自律神経」という言葉で、薬は出ていません。
その秋から冬の前にかけて、吐き気は月に1回から、準夜の日はほぼ毎回に増えました。吐いたのは2回で、生理は3か月止まっています。どれも医師には伝えていません。
言わなかった2つ
いちばん大きかったのは、次の2つを言わなかったことです。
- 夜勤の前だけ吐き気が出ること
- 夜勤が月に10〜12回あること
診察室の医師には、こちらの勤務表は見えません。言わなければ、症状と勤務がつながっているとは伝わりません。わたしの手もとには、診断書も、勤務についての意見も残りませんでした。



受診はしたのに、休む話にも夜勤を減らす話にも、1歩も進まなかったんです。
そのあとも準夜に入りつづけて、冬の深夜勤で、輸液の準備中に意識が遠のきました。薬液ラベルの文字が一瞬読めなくなり、先輩のダブルチェックがあったので実害はありませんでした。あの受診で勤務のことを言っていたらどうなったかは、わたしには分かりません。
受診の前に書くメモ
受診の前に、メモを1枚書いて持っていってください。わたしが言ったことと言わなかったことを、表にしました。
| 項目 | あのときのわたし | いまなら書く形 |
|---|---|---|
| 症状 | 最近眠れなくて | 準夜の出勤前に吐き気と動悸 |
| いつから | 言わなかった | 秋から。月1回がほぼ毎回に |
| どの勤務で | 言わなかった | 夜勤の前だけ出る |
| 勤務の数字 | 言わなかった | 3交代、夜勤は月10〜12回 |
| ほかの変化 | 言わなかった | 生理が3か月止まっている |
右の列を、あなたの言葉と数字に置きかえてください。「どの勤務で」と「勤務の数字」の2行が、症状と仕事をつなぐ行です。口で言えそうにないなら、メモをそのまま渡してかまわないと思います。
診察の最後に聞くことも、先に書いておきます。
- 休んだほうがいい状態か
- 診断書は書いてもらえるか
- 勤務への意見はもらえるか
どこに相談するか
どの科に行くかは、わたしには決められません。こころの耳の書き方は、一度身近な医療関係者に、そして専門医に、という順番です。わたしが行ったのは内科でした。
受診の前にだれかに話したいときは、厚生労働省のこころの耳電話相談があります。番号は0120-565-455です。
- 平日は17時から22時
- 土日は10時から16時
- 祝日と年末年始は休み
1回の相談は最大20分が目安と書いてあります。夜勤明けの昼は受付の外なので、かけるなら平日の夜か週末です。
受診したあと、病名がついて休むことになった人もいると思います。診断名ごとの話や休職に入るまでの流れは、看護師の適応障害と休職の進め方の記事に分けて書きました。
休む道の中身は3つ:休職・傷病手当金・勤務を減らす意見
辞める前に使えるかもしれない道は3つあります。どれも、勤め先の決まりと医師の書面で動きます。
順番に見ていきます。
休職は就業規則で決まる
民間の病院で働いている人の休職は、労働基準法で決まった制度ではありません。厚生労働省のモデル就業規則の解説にも、休職の定義や期間、復職について労基法に定めはありません、とあります。使えるかどうか、何か月までかは、勤め先の就業規則しだいです。
同じ資料は休職を、労働者としての身分を持ったまま、一定の期間は働く義務を免除する特別な扱い、と説明しています。就業規則で見るのは次の4つです。
- 休職に入る条件
- 休職できる期間
- その間の賃金
- 期間が終わったときの扱い
4つ目は読み飛ばさないでください。モデル就業規則の例文は、期間が終わっても治らず働くのがむずかしいときは、期間の満了をもって退職とする、という形です。賃金を出すかどうかも、それぞれの職場が決めて就業規則に書くもの、とされています。
公立病院などで地方公務員として働いている人は、休職の手続きや効果が条例で決まる仕組みです。就業規則ではなく、人事の窓口で聞いてください。
傷病手当金の4つの条件
休んで給与が出ない間の支えが、健康保険の傷病手当金です。協会けんぽの説明では、条件は4つあります。
- 仕事以外の病気やケガの療養
- 仕事に就けない状態
- 連続3日を含み4日以上休む
- 休んだ期間の給与がない
2つ目は、医師の意見と仕事の内容をもとに判断されます。申請書には、本人、勤め先、主治医がそれぞれ書く欄があります。受診していなければ、申請そのものが始まりません。
額は、直近12か月の標準報酬月額の平均を30で割り、その3分の2が1日分です。たとえば平均が30万円なら、1日あたり6,667円、30日で200,010円という計算になります。期間は、支給が始まった日から通算で1年6か月です。
これは協会けんぽの説明なので、健康保険組合や共済組合の病院は、自分の保険の窓口で確かめてください。仕事が原因の病気やケガは労災保険の対象で、相談先は労働基準監督署になります。
夜勤を減らす意見の道
休むところまでいかず、夜勤を減らしたい人に関係するのが、年1回のストレスチェックです。常時50人以上が働く職場では、1年以内ごとに1回行うことが義務になっています。
結果が高ストレスで、決められた要件に当たった人が申し出ると、医師の面接指導を受けられます。申し出たことを理由にした不利益な扱いは、労働安全衛生法で禁じられています。
面接のあと、職場は医師の意見を聞き、必要があると認めるときは措置をとることになっています。条文には、その措置の例として「深夜業の回数の減少」が書いてあります。



条文に夜勤のことが書いてあるのを、わたしはこの記事を書くために開いて読みました。
気をつける点もあります。結果は本人の同意なしに職場へ渡りませんが、面接を申し出ると、申し出たことは職場に伝わります。医師の意見が出ても、夜勤が必ず減ると決まっているわけではありません。
わたしは妊娠にも育児にも介護にも当たらなかったので、深夜業の制限を法律で請求できる立場ではありませんでした。この条文は請求の権利ではなく、医師の意見を聞いた職場が動く仕組みです。医師に勤務のことが伝わっていなければ、ここも動きません。
休むと決めた人の順番
休むと決めたら、順番はこうなります。上から1つずつで足ります。
- 受診してメモを渡す
- 診断書と意見をもらう
- 就業規則の休職を読む
- 師長か総務に書面で出す
- 健康保険に申請を聞く
診断書が2番目にあるのは、4番目と5番目が、その書面がないと進みにくいからです。師長に口で「しんどいです」と言うより、書面を1枚出すほうが、話が手続きに乗ります。
傷病手当金の申請は、給与の締切日ごとに1か月単位でするのがおすすめ、と協会けんぽは書いています。支払いは、審査で問題がなければ受付から10営業日以内です。最初のお金が入るまで少し間があくので、手もとのお金も数えておいてください。
それでも辞めるなら、退職届の前に確かめる5つ
休む道を見たうえで辞めると決めたなら、退職届を出す前に5つ確かめてください。出したあとでは変えにくいものばかりです。
順番に見ていきます。
健康保険は1年以上か
傷病手当金は、条件がそろえば退職したあとも続けて受けられます。協会けんぽの条件の1つ目は、退職日までに被保険者だった期間が続けて1年以上あることです。
任意継続や共済組合、国民健康保険に入っていた期間は、この1年に数えません。転職して1年たっていない人は、ここに当たるかもしれません。自分の資格を取った日は、健康保険の窓口か勤め先の総務で聞けます。
退職日に出勤しない
条件の2つ目は、退職する時点で傷病手当金を受けているか、受けられる状態にあることです。協会けんぽのよくあるご質問には、退職日に出勤したときは条件を満たさないので、退職後の分は支払えない、と書いてあります。
最後の日にあいさつや荷物の片づけで顔を出す人は多いと思います。それが出勤になるかどうかは、自分で決めず、勤め先と健康保険に先に聞いてください。
もう1つ、退職後の傷病手当金は、いったん働ける状態になると、そのあとまた働けなくなっても出ません。体調が戻りきらないうちに短い仕事を入れると、ここに当たるかもしれません。判断するのは健康保険なので、働く前に聞いてください。
失業手当は働ける人向け
雇用保険の基本手当は、いつでも就職できる人のためのお金です。ハローワークのページには、受けられない状態の例として、病気やけがですぐには就職できないとき、があがっています。
体調がわるくて30日以上働けないときは、受給期間を延ばす手続きがあります。延ばせるのは最長で3年です。
体力の不足や心身の障害、疾病などで離職した人は「特定理由離職者」の範囲に入っています。ただ、当たるかどうかを決めるのはハローワークです。
- 働けない間は受けられない
- 30日以上なら延長を申請
- 離職理由は窓口が判断
辞めたあとのお金の流れは、看護師が辞めたあとの無職期間の生活費の記事に、期限と入金までの日数を書いています。
退職日はその場で答えない
退職日は、聞かれたその場で答えないでください。わたしは答えてしまいました。
12月に退職願を出したとき、希望は1月末でした。3回目の話し合いには看護部長が同席していて、「年度末までなら気持ちよく送り出せる」と言われました。わたしは自分の口で「3月末で」と答え、希望より2か月延びています。



廊下に出て「決まった」とほっとした自分に、わたしは今も納得できていません。
民法では、期間の定めのない雇用は、辞めると申し入れてから2週間で終わります。わたしのいた病院の就業規則は、退職日の1か月前までに退職願、でした。日付を聞かれたら「持ち帰って書面で出します」と言って、その場を出てください。
何度も止められたときのことは、退職のしつこい引き止めへの返し方に書きました。
口頭の前に医師の書面
体調が理由なら、口で「辞めたい」と言う前に、医師の書面を手もとに置いてください。順番が逆になって、こじれた相談がありました。
師長からの仕事量に応えようとして、燃え尽き症候群になった。口頭で辞めたいと伝えたあと、周りに励まされて、もう一度働かせてほしいと頭を下げた。2週間後に呼び出され、顛末書と、心療内科の診断書を出すように言われた。(知恵袋の相談の要旨)
この方の職場で何があったのかは、投稿からは分かりません。読み取れるのは、気持ちがゆれている時期に口で伝えると、言ったことと取り消したことだけが残る、ということです。
先に受診して書面があれば、休むのか、勤務を減らすのか、辞めるのかを、同じ紙をもとに話せます。辞めると決めるのは、そのあとでも間に合います。
辞めたあと看護師に戻れるか|1年で辞めたわたしの1回目
辞めたあとに戻るための公的な窓口はあります。ただ、同じ働き方にそのまま戻ると、同じところで止まるかもしれません。
順番に見ていきます。
戻る窓口は公的にある
看護師が病院などを離職したときは、都道府県のナースセンターに届け出るよう努める、と法律で決まっています。努力義務で、届け出なくても罰則はありません。
厚生労働省の看護師等免許保持者の届出制度のページによると、届出はインターネットの「とどけるん」からできます。ページから拾うと、休んでいる人に関係するのは次の3つです。
- 状況は「就業していない」も選べる
- 復職研修の案内を受けられる
- 職業紹介の支援を受けられる
読んだ7件のうち、辞めたあとの2件は、戻れるかどうかより別のことを書いていました。1年ほど離れることへの不安と、次の職場を選べないことです。ブランクそのものが不安な人は、看護師の復職の不安を分けて書いた記事のほうが合うと思います。
同じ働き方に戻らない
わたしは1回目の転職で、同じ働き方に戻りました。3月末に辞めて、4月から別の急性期病院です。夜勤は月8回程度と聞いていたのに、入ってみると8〜10回で、1年で辞めています。



いちばんきつかったのは、「また選択を間違えた」と自分で認めることでした。
2回目は、決める前に試しました。MCナースネットに登録し、最初は派遣で介護施設などの日勤に入っています。日勤の生活なら続けられると分かってから、同じ担当の人の紹介で、別の職場である病院の内科外来に正社員で入りました。
これは体が戻ってからの話です。いま休んでいる人や、まだ受診していない人が急ぐことではありません。病院の病棟の看護を派遣で試すことは、決まりのうえで原則できない点も知っておいてください。
使ってみてどうだったかは、MCナースネットの評判と本音の記事にまとめています。
わたしに残っていること
いまは病院の内科外来で、日勤だけで働いています。いちばん変わったのは、日曜の夜が怖くなくなったことです。生理も規則的に戻りました。
片づいていないことも、2つあります。
- 院内の異動希望を出さなかった
- 受診で勤務のことを言わなかった
院内の日勤部署への異動は、一度も希望を出さないまま辞めました。どちらかを試していたら辞めずに済んだのかは、書けません。
意識が遠のいた夜のことは、母にまだ話せていません。あなたには、受診の日に勤務のことまで言うところから始めてほしいです。夜勤をやめるまでのことは、7年間の夜勤をやめた話に書いています。
看護師の燃え尽き症候群と退職についてよくある質問
- 看護師が燃え尽き症候群かどうかは、自分で判断できますか?
-
自分で決めなくて大丈夫です。こころの耳の用語解説には、精神医学的にはうつ病と診断されることもある、と書いてあります。名前を決めるのは医師に任せて、いつから続いているかを数えて受診で伝えてください。
- 出勤できている看護師は、燃え尽き症候群ではないのですか?
-
出勤できているかどうかで線を引く書き方は、わたしが開いた公的な資料にはありませんでした。こころの耳は、こころの変調に気づいたら身近な医療関係者に、そして専門医に相談を、と書いています。出勤できていても相談していい、とわたしは読みました。
- 燃え尽き症候群で退職を考えるのは、看護師として甘えですか?
-
甘えかどうかを決めても、次にすることは変わりません。こころの耳の説明は、人一倍活発に仕事をしていた人に起きるもの、という書き方です。退職届の前に、受診して休む道が使えるかを確かめてください。
- 燃え尽き症候群の看護師は、休職と退職のどちらを先に考えればいいですか?
-
先に確かめたいのは、休職が使えるかどうかです。休職の中身は勤め先の就業規則で決まるので、使える条件と期間、その間の賃金、期間が終わったときの扱いを読んでください。退職は休んだあとでも選べますが、退職したあとで休職には戻れません。
- 看護師が燃え尽き症候群で休むとき、診断書は必要ですか?
-
休職に何が要るかは、勤め先の就業規則で決まります。傷病手当金の申請書には主治医が書く欄があるので、受診は必要です。受診のときは、どの勤務の前に症状が出るか、月の夜勤が何回かまで伝えてください。
- 燃え尽き症候群で退職した看護師は、傷病手当金を受けられますか?
-
協会けんぽの場合、条件がそろえば退職後も続けて受けられます。退職日まで続けて1年以上被保険者で、退職の時点で受けているか受けられる状態であることです。退職日に出勤すると条件を満たさない、と書かれています。退職届の前に、健康保険の窓口で確かめてください。
- 看護師が燃え尽き症候群で退職すると、失業手当はどうなりますか?
-
基本手当は、いつでも就職できる状態の人が対象です。病気ですぐに就職できない間は受けられず、30日以上働けないときは受給期間を最長3年延ばす手続きがあります。離職理由の扱いはハローワークが決めます。
- 燃え尽き症候群で退職したあと、看護師に戻れますか?
-
戻るための公的な窓口はあります。離職したら都道府県のナースセンターに届け出る制度があり、届け出ると復職研修や職業紹介の支援を受けられます。わたしは1回目に同じ働き方へ戻って1年で辞めたので、戻る先の勤務は変えたほうがいいと思っています。
- 燃え尽き症候群かもしれない看護師は、何科を受診すればいいですか?
-
どの科がいいかは、わたしには言い切れません。こころの耳は、身近な医療関係者に、そして専門医に、という順番で書いています。迷うときは、こころの耳電話相談(0120-565-455)で先に話す方法もあります。
- 看護師が燃え尽き症候群で退職を伝えるとき、何日前までに言えばいいですか?
-
民法では、期間の定めのない雇用は申し入れから2週間で終わります。就業規則に1か月前などの決まりがあることも多いので、先に読んでください。日付を聞かれても、その場で答えず書面で出すのがおすすめです。
まとめ:看護師が燃え尽き症候群で退職する前に、休む道を1回見る
燃え尽きたと感じたとき、辞めるか続けるかの2つだけで考えなくて大丈夫です。間に、在籍したまま休む道と、勤務を減らす道があります。
- 名前より続いた日数を数える
- 受診で勤務の数字まで伝える
- 休職は就業規則で確かめる
- 退職日の出勤は先に聞く
- 戻るなら働き方を変える
わたしは受診したのに、夜勤のことを言いませんでした。言っていたらどうなったかは、今も分かりません。
今夜できるのは、メモを1枚書くことです。いつから、どの勤務の前に、月の夜勤は何回か。その3行があれば、受診の日に言葉が出てこなくても、紙を渡せます。
受診の前の晩は、『受診の前に書くメモ』の3行だけ埋めてから寝てください。退職届を出す気持ちが固まりかけたら、出す前に『それでも辞めるなら、退職届の前に確かめる5つ』へ戻ってきてください。今すぐ決めなくていい日のために、取っておいてもらえたら。
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