夜勤明けの朝、家に着いてから玄関で靴を履いたまま30分くらい動けなかったことがあって。
あのとき「夜勤だけにして昼間は自由に過ごせたら、いっそ楽なのかな」って本気で考えました。夜勤専従って、まさにそういう働き方なんですよね。
先に結論を言っちゃうと、こうです。
- 夜勤専従は短期間でガッと稼ぐのに有効
- でも体への負担は交代制より重いことも
そこだけは本当に気をつけてほしいです。
この記事で書くのは、次のことです。
- 夜勤専従とは何か
- なんで給料が高いのか
- 月に何回くらい入るのか
- 体への負担ときつさ
- 向く人と向かない人
- 派遣や単発で夜勤専従をやる方法
あさこ「稼げるらしいけど体は大丈夫なの?」という一番知りたいところに、先回りで答えますね
わたしはあさこといいます。急性期の内科外科混合病棟で7年、3交代で月10〜12回の夜勤をしてきました。
深夜勤で意識が遠のいたのをきっかけに病棟を辞め、1回目の転職の失敗をはさんで、いまは日勤のみの外来で働いている側の人間です。
だからこそ「夜勤で稼ぐ」道のおいしさも怖さも、両方知ってるつもりで書きます。
夜勤専従 看護師とは?まずは働き方の中身から


夜勤専従って言葉は聞くけど、具体的にどういう働き方なのか、まずそこから整理しますね。
ひとつずつ見ていきますね。
夜勤専従とは夜勤だけを担う働き方


夜勤専従とは、その名のとおり夜勤だけを専門に担当する働き方のことです。日勤には一切入らず、夜の時間帯だけ勤務します。
普通の交代制だと日勤と夜勤がぐるぐる回ってきますが、夜勤専従はそれがなくて、生活リズムを夜型で固定できるのが特徴です。
勤務の形は職場の交代制によって変わります。
| 交代制 | 夜勤の形 |
|---|---|
| 2交代制の病院 | 1回が16時間前後の長時間夜勤 |
| 3交代制 | 準夜・深夜に分かれた8時間ほどの夜勤 |
わたしがいた病棟は3交代だったので、夜勤専従の人も準夜と深夜を組み合わせて入っていました。
あと、雇用形態もいろいろあります。
- 常勤
- パート
- 派遣
- 単発
「夜勤専従=正社員」とは限らなくて、むしろ派遣や単発で柔軟に入る人もけっこう多いんですよね。そのあたりは後半でくわしく書きます。
日勤がない分、昼間が自由になる


夜勤専従の一番のメリットは、昼間がまるごと空くことだと思います。日勤がないので、勤務がない日の昼間はもちろん、夜勤明けの午前中以降も自分の時間になります。
使い方は人それぞれです。
- 子育て中の人が日中に家のことをやる
- Wワークや資格の勉強に充てる
| わたしの元同僚の話 | 内容 |
|---|---|
| 夜勤専従に切り替えて 昼間にネイルの勉強 | 「日勤の人間関係のあれこれから距離を置けたのも大きい」と言っていた |
| 抜けられるもの | 日勤帯の委員会や雑務 日中の慌ただしさ |
地味だけど、効く人には効くみたいです。
ただ、昼間が自由といっても夜勤明けはがっつり眠るので、実際に活動できる時間は思ったより少なかったりします。そこは過度に期待しすぎないほうがいいかも。



夜勤専従の昼の自由時間は、明けの睡眠のぶん割り引いて考えてくださいね。
夜勤専従の給料が高い理由|手当のからくり


夜勤専従に興味を持つ人の多くが、お金が目的だと思います。なんで高いのか、からくりを正直に書きます。
ひとつずつ見ていきますね。
高い理由は夜勤手当が毎回乗るから


夜勤専従の給料が高いのは、シンプルに夜勤手当が毎回つくからです。
普通の交代制だと夜勤は月に数回ですが、夜勤専従は勤務がぜんぶ夜勤なので、入った回数ぶんの手当がまるごと乗ってきます。
夜勤1回の手当は職場によって幅がありますが、目安はこうです。
| 夜勤の形 | 1回の手当 |
|---|---|
| 2交代の長時間夜勤 | 1回1万5千円〜2万円前後 |
| 3交代の準夜・深夜 | それぞれ手当がつく |
これが月8〜10回となると、手当だけで月10万〜20万近くになる計算です。日勤メインの人より月収が高くなるのは、ここが理由です。
あと深夜帯(22時〜5時)は労働基準法で割増賃金がつくので、時給換算で見ても夜勤専従は高くなりやすいです。



同じ時間働くなら、夜のほうが単価が高いのは制度的にそうなっています
短期間で集中して稼ぎたい人には強い


夜勤専従は、短期間でまとまったお金を作りたい人にはかなり向いています。目的がはっきりしている人ですね。
- 留学資金を貯めたい
- 奨学金を早く返したい
- 一時的に収入を上げたい
月収で見ると日勤常勤を大きく上回ることも普通にあります。
わたしも転職を考えたとき、「いっそ夜勤専従で1〜2年だけ貯めて、そのあと日勤に移るのもアリかな」って一瞬考えました。
結局わたしは体が先に限界だったので選びませんでした。



目的と期限を区切って使うぶんには、合理的な働き方だと思います
ただ、高い給料には必ず理由があって、それは次に書く体への負担とセットです。お金の面だけ見て飛び込むと、けっこうしんどい思いをするので、そこは正直にお伝えしておきます。
夜勤専従は月何回?体への負担ときつさのリアル


ここが一番大事なところです。回数と、体への本当の負担を、夜勤で潰れたわたしの目線で書きます。
ひとつずつ見ていきますね。
月の回数は常勤で8〜10回が目安


夜勤専従の月の回数は、常勤でだいたい8〜10回が目安です。
- 2交代は月8〜10回が目安
- 3交代は組み合わせで回数が増える
- 派遣・単発:自分で回数を調整できる
- 月10回超は負担が一気に重くなる
2交代16時間夜勤の場合、月10回を超えると体への負担がかなり大きくなるので、求人を見るときは月の回数の上限を必ず確認してください。
回数は職場によってけっこう差があります。
- 「夜勤専従だから入れるだけ入れる」ところ
- 体を守るために上限を設けているところ
多ければそのぶん稼げますが、削れるのは自分の体力なので、欲張りすぎないことが長続きのコツだと思います。
回数は「稼ぎ」と「体力」のシーソーです。最初から飛ばさず、自分のペースをつかんでから増やすほうが安全ですよ。
体への負担:交代制より重いことも


「夜勤だけなら生活リズムが安定して、かえって楽なんじゃ?」って思う人がいるんですが、ここは正直に言わせてください。



「夜勤だけなら楽」は半分ウソで、体内時計が夜に固定されるしんどさがあります。
夜勤専従は、普通の交代制よりむしろ体への負担が重くなることもあります。これは知っておいてほしいです。
理由は、夜勤が連続したり頻度が高くなると、体内時計がずっと夜型に引っ張られっぱなしになるからです。
- 日勤の人と生活時間がズレる
- 休みの日に家族や友達と予定が合わない
- 昼間ぐっすり眠れず睡眠の質が落ちる
わたしは月10〜12夜勤で意識が遠のくところまでいったので、夜勤がいかに体を削るかは身をもって知っています。
夜勤専従で短期間に集中して入ると、わたしのときより速いペースで体にダメージが溜まる可能性があります。
- 短期間なら高給
- でも体は本当に守ってほしい
これがわたしの本音です。次の前提があってこその夜勤専従だと思っています。
- 期限を区切る
- 回数の上限を決める
- しんどくなったら無理せず日勤に戻る
夜勤がつらくて辞めた話は夜勤をやめた体験談に書いたので、踏み込む前に読んでもらえたらうれしいです。
夜勤専従に向く人・向かない人


合う人にはとことん合うし、合わない人には体を壊すリスクが高い。正直に分けて書きます。
まず向いているのは、次のような人です。
| 向いている人 | 理由 |
|---|---|
| 目的と期限がはっきりしている人 | 「2年で○○万貯めて、そのあと日勤に戻る」みたいに、ゴールと出口を最初から決められる |
| 夜型の生活が苦にならない人 | もともと夜のほうが調子がいいタイプの人も向いている |
| 昼間にやりたいことがある人 | 勉強・Wワーク・育児など、その時間が欲しい人にハマる |
逆に向かないのは、次のような人です。
| 向かない人 | 理由 |
|---|---|
| 睡眠が浅く、夜勤明けにぐっすり眠れない人 | 昼間眠れないまま次の夜勤に入ると、体力が回復しないままどんどん削られていく |
| 家族や友人と日中に過ごす時間を大事にしたい人 | 生活リズムがズレてさみしい思いをしやすい |
| 持病がある人・体力に自信がない人 | 無理は禁物 |
見分け方として、お試し期間を作るのがおすすめです。
- まずは数ヶ月〜半年くらい試してみる
- 自分の体が夜型に適応できるか見る
最初から「ずっと夜勤専従でいく」と決め込まず、お試し期間を作って体の反応を見てから本格的に続けるか判断してください。
合わないと感じたら、無理せず日勤や夜勤なしの働き方に切り替えればいいだけなので。



向き不向きは体質の問題なので、合わなかったら逃げていいんです。
もし「自分は夜勤そのものが向いてないかも」と感じているなら、夜勤なしの選択肢を知っておくのも大事です。
2交代と3交代の違いで負担が変わる話は2交代と3交代の比較にまとめてあります。
自分の体に合う働き方を選ぶための材料にしてください。
夜勤専従を派遣・単発でやる方法と求人の探し方


夜勤専従は常勤だけじゃなく、派遣や単発でも探せます。柔軟に働きたい人向けに、探し方をまとめます。
ひとつずつ見ていきますね。
派遣・単発なら回数を調整できる


夜勤専従は常勤で雇われる以外に、派遣や単発(スポット)で入る方法もあります。これがけっこう便利なんですよね。
| 雇われ方 | 回数の決まり方 |
|---|---|
| 常勤 | 職場の都合で回数が決まる |
| 派遣・単発 | 「今月は体調を見て5回だけ」みたいに、自分でコントロールしやすい |
単発の夜勤専従は1日単位で入れるので、こんな使い方ができます。
- 本業の合間に稼ぐ
- 体力と相談しながら無理のない範囲で入る
- 月10回が不安な人が、まず体を慣らす
ただ、単発は基本的に即戦力を求められるので、その職場のやり方が分からないまま夜勤に入ることになります。
ブランクが長い人や経験が浅い人は、最初は教育体制のある常勤や、フォローがしっかりした派遣から入ったほうが安全かもしれません。
探し方:単発・派遣に強い会社に登録


夜勤専従の派遣・単発求人を探すなら、その分野に強い求人サービスに登録しておくのが近道です。
- 一般的な転職サイトは正社員の紹介がメイン
- 単発や派遣は得意なところに頼む
そのほうが選択肢が広がります。
わたしが転職を調べていたとき、単発や派遣で看護師をやっている知人がよく名前を挙げていたのが単発・派遣に強いMCナースネットでした。
- 派遣・単発・スポットが得意
- 夜勤専従の求人も得意
- 派遣・単発で夜勤専従を探す人と好相性
評判の中身はMCナースネットの評判・口コミにまとめたので、登録前にのぞいてみてください。
常勤の夜勤専従も視野に入れているなら、複数の転職サイトに登録して条件を比べるのが安全です。求人の探し方や使い分けは看護師転職サイトのおすすめにまとめてあります。
- 派遣・単発・夜勤専従は専門会社へ
- 回数は自分の体力と相談して決める
- ブランクや経験浅めは教育体制あり
- 常勤も見るなら複数サイトで条件を比較
焦って一社で決めず、まずは登録して求人を見比べるところから。条件のいい夜勤専従に出会いやすくなりますよ。
よくある質問


- 夜勤専従とは何ですか?
-
夜勤専従とは、日勤に入らず夜勤だけを専門に担当する働き方のことです。
2交代なら1回16時間前後、3交代なら準夜・深夜の8時間ほどの夜勤を、月8〜10回ほど担当します。
生活リズムを夜型で固定でき、昼間の時間が自由になるのが特徴です。常勤だけでなく派遣や単発でも働けます。
- 夜勤専従の給料はどのくらい高いですか?
-
夜勤手当が毎回まるごと乗るので、月収は日勤常勤を大きく上回ることが多いです。
夜勤1回の手当は2交代の長時間夜勤で1万5千円〜2万円前後、これが月8〜10回つくと手当だけで月10万〜20万近くになる計算です。
深夜帯は割増賃金もつくので、時給換算でも高くなりやすいです。
- 夜勤専従は月に何回くらい入りますか?
-
常勤でだいたい月8〜10回が目安です。2交代の16時間夜勤なら8〜10回、3交代なら準夜・深夜の組み合わせでもう少し増えることもあります。
ただ2交代で月10回を超えると体への負担がかなり重くなるので、求人を見るときは月の回数の上限を必ず確認してください。
- 夜勤専従は体に悪いですか?負担は大きいですか?
-
正直に言うと、普通の交代制より体への負担が重くなることもあります。
体内時計がずっと夜型に引っ張られるので、昼間ぐっすり眠れなかったり、休みの日に予定が合わなかったりします。
短期間に集中して入るほどダメージが溜まりやすいので、期限を区切る・回数の上限を決める、を前提に考えてください。
- 夜勤専従はどんな人に向いていますか?
-
目的と期限がはっきりしている人(2年で○○万貯めて日勤に戻る等)、夜型の生活が苦にならない人、昼間に勉強やWワーク・育児の時間が欲しい人に向いています。
逆に睡眠が浅い人、日中に家族や友人と過ごしたい人、体力に自信がない人や持病がある人は無理をしないほうがいいです。
- 未経験やブランクがあっても夜勤専従はできますか?
-
常勤や教育体制のある職場なら、ブランクありでも夜勤専従に挑戦できます。
ただ単発の夜勤は即戦力を求められ、その職場のやり方が分からないまま入ることになるので、経験が浅い人やブランクが長い人は、まずフォローのある常勤や派遣から始めるほうが安全です。
最初から飛ばさないでくださいね。
- 夜勤専従を単発や派遣で探すことはできますか?
-
できます。夜勤専従は常勤だけでなく、派遣や単発(スポット)でも探せます。
派遣・単発なら回数を自分でコントロールしやすく、体力と相談しながら無理のない範囲で入れます。
単発・派遣に強い求人サービスに登録しておくと、夜勤専従の求人に出会いやすくなります。
- 夜勤専従の求人はどこで探せばいいですか?
-
一般的な転職サイトは正社員紹介がメインなので、単発・派遣・夜勤専従はその分野に強いサービスに登録するのが近道です。
常勤の夜勤専従も視野に入れるなら、複数の転職サイトに登録して条件を比べると、条件のいい求人を見つけやすくなります。希望は最初にハッキリ伝えるのがコツです。
- 夜勤専従はいつまで続けられますか?やめどきは?
-
明確な定年があるわけではありませんが、体力的な負担が大きいので、目的を達成したら日勤に切り替える人が多いです。
やめどきの目安は、昼間眠れない日が続く・休みでも疲れが抜けない・気力が落ちてきた、と感じたとき。
体のサインを無視して続けると、わたしのように限界がきてしまうので、早めの判断が大事です。
- 夜勤専従から日勤に戻ることはできますか?
-
できます。むしろ「夜勤専従で短期集中して稼ぎ、そのあと日勤や夜勤なしに切り替える」という使い方をする人は多いです。
体が合わないと感じたら無理せず切り替えればいいだけなので、夜勤専従を一生続ける前提で気負う必要はありません。出口を決めておくほど安心して働けます。
まとめ


夜勤専従 看護師は、夜勤手当が毎回まるごと乗るぶん、短期間でガッと稼ぐにはかなり有効な働き方です。
- 日勤がない分、昼間の時間も自由
- 目的と期限がはっきりしている人に合う
- 夜型が苦にならない人に合う
でも、高い給料には必ず理由があって、それは体への負担とセットです。
普通の交代制より体内時計が夜に固定されるぶん、むしろしんどくなることもあります。
だから「短期集中で稼ぎたいなら高給、でも体は本当に守って」というのがわたしの本音です。
- 期限を区切る
- 回数の上限を決める
- 合わないと感じたら無理せず切り替える
これを前提に、まずは単発・派遣に強いサービスで求人を見比べるところから、自分のペースで始めてみてくださいね。









