これから就職や転職をする看護師さんで、2交代と3交代どっちにしよう?って迷ってる方、けっこう多いと思うんです。
求人票を見ても勤務時間がずらっと並んでるだけで、で、結局どっちが楽なの?どっちがきついの?ってなりますよね。わたしも新人のころは違いがよくわかってませんでした。
先に言っておくと、2交代と3交代はどっちが正解、みたいな単純な話ではないんですよね。
性質が違うのは、次の3点です。
- 1回の夜勤が長いか・回数が多いか
- 休みの取りやすさ
- 生活リズムの崩れ方
自分がどっちのしんどさに耐えられるかで、向き不向きが分かれる感じです。後半でタイプ別に整理しますね。
はじめまして、あさこと申します。
| 年齢・仕事 | 32歳の看護師。新卒から急性期の病棟で3交代を7年ほどやってきた |
|---|---|
| 夜勤の回数 | 準夜と深夜あわせて月10〜12回くらい夜勤に入ってた時期もあった |
| 2交代 | 自分では経験してない。転職を考えたときに2交代の病院も調べたので、その範囲で見聞きした話も正直に書く |
3交代のしんどさは身にしみてわかります。
2交代制と3交代制の違いをまず整理

そもそも2交代と3交代って何がどう違うの?ってところから整理しますね。ここがあいまいだと、自分に合うほうも選べないので。
ひとつずつ見ていきますね。
勤務時間と回数のざっくりした違い

まず、2つの働き方を並べます。
| 2交代制 | 3交代制 | |
|---|---|---|
| 区分け | 1日を日勤と夜勤の2つに分ける | 日勤・準夜勤・深夜勤の3つに分ける |
| 1回 | だいたい16時間前後と長めになることが多い | 8〜9時間くらいと短め |
| 回数 | 1回が長いぶん、少なめになりやすい | 1回が短いぶん、増えがち |
同じ「夜勤がきつい」でも、長さでくるか回数でくるかが逆なんです。
ただ施設によって時間の区切りも回数もかなり違うので、正確なところは必ず求人票や勤務先の規定で確認してくださいね。ここはあくまで一般的な傾向の話です。
この「長さか回数か」の違いが、後で出てくる向き不向きの分かれ目になってきます。
拘束時間と休みの取りやすさも変わる

勤務時間そのものだけじゃなくて、拘束のされ方や休みの感じ方も変わってくるんですよね。
| 2交代 | 3交代 | |
|---|---|---|
| 休み | 1回の夜勤が長いぶん、明けたあとにまとまった休みがつきやすくて、休日が多く感じられることがある | 準夜明けに帰って寝て、また日勤、みたいに細かく勤務が挟まるので、休みがあっても飛び飛びになりやすい |
連休が取りにくいって感じる方が多いのも、3交代のこのへんが理由だったりします。
もちろん、これも組み方しだいなので一概には言えません。同じ2交代でも休みがうまく取れない職場もあるし、その逆もあります。
あさこ求人票の文字だけじゃ見えない部分なので、気になるなら面接や見学で聞いてみるのが確実です。
数字の違いだけじゃなくて、この体感の差が日々のしんどさにけっこう効いてくるんですよね。
2交代のメリットと大変さ


まずは2交代のほうから。わたし自身は経験してないので、調べたり口コミで見たりした範囲の話になりますが、いいところとしんどいところを正直に並べますね。
ひとつずつ見ていきますね。
休みが多く感じられるのが大きい


2交代で働いてる人の声を見ると、いちばん大きいのは休みの感覚みたいです。理由は次のとおりです。
- 1回出ればしばらく勤務がない
- 明けと公休がつながると連休っぽくなる
- 夜勤の回数が少なめで間隔が空きやすい
- プライベートの予定が立てやすい



わたしは3交代で連休がほぼ取れなかったので、この話を知ったときは正直うらやましかったです。
休みがまとまって取れるって、それだけで生活の安心感がぜんぜん違うんですよね。
ただ、いいことばかりではなくて、長さゆえのしんどさもちゃんとあるみたいです。
16時間夜勤の拘束の長さがしんどい


2交代の大変さは、なんといっても1回の夜勤が長いことですね。夕方に入って翌朝までずっと、16時間前後を病棟で過ごします。
| しんどさ | 中身 |
|---|---|
| 集中力 | 深夜帯にナースコールが続いたり急変が重なったりすると、仮眠もろくに取れないまま朝を迎えることもあるそうです。後半は頭がぼーっとしてくると聞きました |
| 明けの日 | 朝に帰って泥のように寝て、気づいたら夕方。自由に動ける休みではない(3交代の明けと似てる部分かもしれません) |
| 家庭・育児との両立 | 16時間病院にいると、その日は子どもの顔をほぼ見られない。1回あたりの不在時間が長いのは、家のことがある人にはけっこう負担みたいです |
長時間ぶっ通しだと集中力の維持が大変、というのは2交代ならではのきつさだと思います。
逆に独身で体力に余裕がある人なら、回数の少なさのほうがありがたく感じるのかもしれません。このへんは生活スタイルでだいぶ変わりそうです。



だから2交代は、長丁場を乗り切る体力と集中力がある人のほうが向いてるのかなと思います。
3交代のメリットと大変さ


次は3交代です。こっちはわたしが7年やってきたので、実感としてかなり濃く書けます。
いいところもしんどいところも、身をもって知ってる範囲で。
ひとつずつ見ていきますね。
夜勤1回が短いのは助かる


3交代のいいところは、なんといっても夜勤1回が短いことです。わたしの病棟の勤務は、こうでした。
| 準夜勤 | 深夜勤 | |
|---|---|---|
| 勤務 | 16時ごろ〜翌1時ごろ(9時間くらい) | 0時ごろ〜9時ごろ(9時間くらい) |
| 終了後 | 帰りは深夜になるけど、翌日の途中までは体が動いたりもする | 終わったら朝なのでそのまま帰れる |
16時間ぶっ通しと比べると、1回あたりの負担は軽く感じる場面もありました。1回が短いぶん、終わりが見えてる感じはありました。
あと、夜勤が長すぎないので、後半に意識がもうろうとする、みたいな状態にはなりにくかったです。
まあそれでも疲れはするんですけど、長さでくるしんどさは2交代よりマシだったのかな、と今は思います。



でも、1回が短いことが、別の形のしんどさを生むんですよね。
回数が多くて生活リズムが崩れる


3交代の本当にきついところは、夜勤の回数の多さと、それによる生活リズムの崩れです。準夜と深夜あわせて月10〜12回入ってた時期は、もう体内時計がぐちゃぐちゃでした。
| 勤務 | 眠れない理由 |
|---|---|
| 準夜明け | 帰ってシャワー浴びてても、頭のスイッチが切れなくて「あの患者さん大丈夫だったかな」って眠れなくなる |
| 深夜勤の前 | 夜中に出勤するために夕方から仮眠を取ろうとしても寝つけない |
寝る時間がコロコロ変わるから、体がいつ休んでいいのか分からなくなるんです。
5〜6年目ごろには生理が不規則になって、婦人科で夜勤のストレスかもって言われました。
回数が多いと、1回1回は短くても、トータルの消耗がじわじわ効いてくるんですよね。
準夜明けにインスタを開いて、同い年の友達が週末を楽しんでるのを見て、わたし何年こうしてるんだろうって思った夜も何度もありました。
ほかにも、地味にこたえたことがあります。
- 準夜明けは勤務日で休みにカウントされない
- 連休に見えても回復に使えてない
- 日曜の夕方に次の夜勤を計算して気分が重い
自分の生活を自分でコントロールできてない感じが、ずっとつきまとってました。
このあたりの限界がきて、わたしは最終的に夜勤のない働き方に変えたんですけど、そのへんの話は別の記事にまとめてます。よかったら7年間の夜勤をやめた話も読んでみてください。



1回の短さと引き換えに回数で削られる、これが3交代の正体なのかなと、7年やって思います。
結局2交代と3交代どっちがきつい?タイプ別の向き不向き


ここまでの話をふまえて、じゃあ結局どっちがきついの?ってところをタイプ別に整理しますね。これは人によって答えが変わるので、自分に当てはめて読んでもらえたらと思います。
ひとつずつ見ていきますね。
2交代が向いてる人のタイプ


2交代が合いやすいのは、次のようなタイプかなと思います。
| 長時間でも集中できる人 | 回数が少なくて間隔が空くほうが気がラクな人。1回の夜勤がしんどくても大丈夫 |
|---|---|
| まとまった休みで予定を組みたい人 | 連休っぽい休みが取りやすい傾向があるので、旅行が好き、副業や勉強の時間をまとめて確保したい、という人 |
| 体力に自信がある人 | 夜の長丁場でも後半まで集中を保てて、2交代の長さのデメリットを受け止めやすい |
逆にいうと、長時間ぶっ通しがしんどい人には、2交代の16時間はかなり堪えるはずです。
3交代が向いてる人のタイプ


3交代が合いやすいのは、次のようなタイプです。
- 1回の勤務はなるべく短く区切りたい
- 長時間ぶっ通しは無理
- 9時間くらいで終わるなら頑張れる
ただ、3交代は回数が多くて生活リズムが崩れやすいので、睡眠のコントロールが効く人のほうが向いてます。
寝る時間がバラバラでもなんとか眠れる、切り替えが早い、みたいな人だと乗り切りやすいです。
正直に言うと、わたしは1回の短さでは助かったんですが、リズムの崩れにはずっと苦しみました。



だから「短ければ平気」と思って3交代を選んでも、回数の多さでやられることはあるよ、というのは伝えておきたいです。
どっちを選んでも、夜勤がある以上しんどさはゼロにはならないんですよね。
自分が「長さ」と「回数」のどっちに弱いかで考えると、選びやすくなると思います。
どっちがきついかは消耗の種類次第


結局のところ、2交代と3交代のどっちがきついかは、自分が何で消耗するかによって変わります。
| 消耗するもの | 耐えやすい |
|---|---|
| 長時間の拘束で削られる人 | 3交代 |
| 回数の多さと生活リズムの崩れで削られる人 | 2交代 |
だから求人を見るときは、夜勤の長さだけじゃなくて回数も両方チェックしてほしいんですよね。
| 職場 | きつさ |
|---|---|
| 2交代で月の回数が多い | しんどい |
| 3交代で回数が抑えめ | 案外いけたりする |
数字を1つだけ見て決めると、入ってから「思ってたのと違う」になりがちです。3交代を続けるか迷っているなら、三交代を辞めたい看護師が勤務表で数える6つで、並びと回数のどちらに消耗しているかを先に数えられます。
わたしの1回目の転職がまさにそれで、夜勤少なめって言葉だけ信じて回数を確認しなかったら、結局月8〜10回でぜんぜん変わらなかったんです。
勤務形態の名前だけじゃなくて、中身の数字まで確認するのがほんとに大事です。



名前で選ぶより、長さと回数の実数で選ぶのが、失敗を減らすコツだと思います。
2交代も3交代もしんどいなら夜勤なしの選択肢


ここまで比較してきましたが、正直なところを言うと、どっちを選んでも夜勤がある以上きつさは残ります。
もし読んでて「どっちも無理かも」って思ったなら、夜勤そのものを外す選択肢も知っておいてほしいんです。
ひとつずつ見ていきますね。
夜勤なしに変えて生活が戻った


わたしは7年間3交代をやって、6年目の冬にもう限界がきました。
- 深夜勤中、輸液の準備中に意識が遠のいた
- 薬液のラベルの文字が一瞬読めなくなった
- 先輩に声をかけられて我に返った
- 帰り道にコンビニの前で立ち尽くした
入る気力も帰る気力もなかったんですよね。
そのあと転職して、今は内科の外来で日勤のみで働いています。いちばん変わったのは、日曜の夜が怖くなくなったことです。病棟から外来へ移って看護師が後悔する点もあるので、移る前に見ておいてください。
| 日曜の夜 | 次の夜勤はいつかって計算して気分が重くなる、あの感覚がなくなった |
|---|---|
| 肌と生理 | 睡眠が整って2ヶ月くらいで肌の調子も戻ってきて、不規則だった生理も落ち着いた |
夜勤なしで働けるのか、収入はどうなるのか、というのは夜勤なしで働けた実体験にくわしく書いてます。年収の話も正直に載せてるので、気になる方は見てみてください。
2交代か3交代かで悩む前に、そもそも夜勤を外すという道もあるんだよ、というのは知っておいて損はないです。
夜勤なしの仕事を探すときのコツ


夜勤なしの働き方を探すなら、求人票の「日勤のみ」「夜勤なし」の文字をうのみにしないことが大事です。
わたしの1回目の転職は、まさにそこの確認を怠って失敗しました。「夜勤少なめ」の少なめが具体的に何回なのかを聞かなかったんですよね。
だから2回目は、次のようにしました。
- MCナースネットとジストリーに登録した
- 「日勤のみ」を絶対条件にした
- 夜勤がないことを事前に確認してもらった
わたしが実際に使った中でいちばん良かったのはMCナースネットで、職場の内部情報まで教えてくれたのが助かりました。
夜勤なしで働ける職場が比較的多いのは、次のようなところです。
- 外来
- クリニック
- 企業の看護師
- 健診センター
どこを使えばいいか分からない方は、看護師転職サイトおすすめランキングに、わたしが使った感想と調べた内容つきでまとめてあるので参考にしてみてください。



勤務形態で消耗しきる前に、選択肢を増やしておくのが結局いちばんラクだったりします。
2交代と3交代のよくある質問


- 2交代と3交代はどっちが楽ですか?
-
人によって答えが変わります。長時間の拘束がつらい人は3交代、夜勤の回数が多いのと生活リズムの崩れがつらい人は2交代のほうが耐えやすい傾向です。自分が長さと回数のどっちに弱いかで考えると選びやすいですよ。
- 2交代と3交代の夜勤回数はどれくらい違いますか?
-
一般的には3交代のほうが1回が短いぶん回数は多めになりやすく、2交代は1回が長いぶん回数は少なめになりやすいです。ただ施設によってかなり差があるので、正確な回数は必ず求人票や勤務先で確認してくださいね。
- 2交代の16時間夜勤はやっぱりきついですか?
-
1回の拘束が長いので、後半に集中力を保つのが大変という声は多いです。仮眠が取りにくい職場だとなおさらです。ただ回数が少なめで休みがまとまりやすいというメリットもあるので、長さと休みのバランスをどう見るかですね。
- 3交代で生活リズムが崩れるのはなぜですか?
-
準夜勤と深夜勤で寝る時間がコロコロ変わるからです。体がいつ休めばいいか分からなくなって、睡眠が安定しなくなります。わたしも回数が多かった時期は体内時計がぐちゃぐちゃで、眠れない日が続きました。
- 新人はどっちの勤務形態を選ぶべきですか?
-
正解は人によりますが、まずは自分が長時間の拘束と夜勤の回数、どちらがつらそうかで考えるのがおすすめです。可能なら面接や見学で夜勤の長さと回数の両方を確認すると、入ってからのギャップが減ります。
- どっちもしんどい場合はどうすればいいですか?
-
夜勤そのものを外すという選択肢があります。外来やクリニック、企業看護師、健診センターなどは夜勤なしで働ける職場が比較的多いです。わたしも日勤のみに変えて生活が戻ったので、無理だと感じたら働き方ごと見直すのも手ですよ。
- 2交代と3交代では給料に差はありますか?
-
夜勤手当の付き方が違うので、トータルだと変わってくることが多いです。2交代は1回の手当が大きめ、3交代は回数で稼ぐイメージかな。調べた範囲では、月の夜勤回数が同じくらいなら、手取りはそこまで大きくは変わらないこともあるようです。病院によって手当の金額がバラバラなので、求人票の夜勤手当の欄は必ず見ておいたほうがいいと思います。
- 2交代の仮眠ってちゃんと取れるんですか?
-
正直、取れる病棟と取れない病棟の差がすごいと聞きます。落ち着いてる夜は2時間まるまる横になれることもあれば、ナースコールやオペ出しで一睡もできない日もあるそうです。仮眠室があるかどうか、何時間設定されてるかは面接で聞いておくと安心かも。仮眠ありきで16時間を乗り切る形なので、ここは結構大事なポイントだと思います。
- 途中で2交代から3交代(またはその逆)に変えてもらえますか?
-
病棟ごとに勤務形態が決まってることが多いので、同じ病院内でも異動しないと変えられないケースが多いです。師長さんに相談すれば配置を考えてくれることもありますが、すぐは難しいと思っておいたほうがいいかも。どうしても合わないなら、最初から自分に合う形態の病棟がある転職先を探したほうが早かったりします。
- 子育て中でも夜勤のある勤務は続けられますか?
-
やってる人はいますけど、家族やシッターさんのサポートがないとかなりきついのが本音です。2交代だと夜まるまる家を空けるので、預け先の確保が前提になります。逆に夜勤専従で日数を絞る働き方を選ぶ人もいました。無理して体を壊す前に、夜勤なしの職場も含めて選択肢を広げておくと気持ちが楽になると思います。
2交代と3交代どっちがきついかのまとめ


2交代と3交代は、夜勤1回が長いか・回数が多いかで性質が違うので、どっちがきついかは自分が何で消耗するかによって変わります。
| 長時間の拘束がつらい | 3交代のほうが耐えやすい傾向 |
|---|---|
| 回数の多さと生活リズムの崩れがつらい | 2交代のほうが耐えやすい傾向 |
勤務形態の名前だけじゃなくて、夜勤の長さと回数の実数まで確認して選んでくださいね。
わたし自身は3交代を7年やって、回数の多さとリズムの崩れに消耗しきって夜勤なしに変えました。
2交代も3交代も、どっちを選んでも夜勤がある以上きつさは残ります。もしどっちも無理かもと思ったら、夜勤を外す働き方も選択肢に入れてみてください。
職場の探し方は看護師転職サイトおすすめランキングにまとめてあります。









