転職したいけど失敗が怖い。あと、もう転職してみて「これ失敗だったかも」って胸がざわついてる人もいるかもしれません。求人票だけだと中身が見えないし、辞めたあとに後悔したらどうしようって、わたしも当時ずっと考えてました。
先に言っておくと、看護師の転職失敗にはよくある型があって、しかもその多くは防げます。仮に失敗しても、やり直しはききます。わたし自身、1回目の転職をけっこうな勢いで失敗してるので、脅しじゃなくて経験として書けます。
あさこと言います。急性期の内科外科混合病棟で7年、3交代で月10〜12回くらい夜勤してました。転職は2回。1回目はわりと盛大にコケて、2回目でやっと納得できる職場にたどり着いた感じです。今日はその失敗をぜんぶ晒しつつ、どこで間違えてどう直したかをお話しします。読み終わるころには「あ、これなら避けられそう」って思ってもらえるはず。
看護師の転職で「失敗した」となりやすい6つのパターン

まず、わたしや同僚を見ていて「あー、その入り方は危ないよ」って思う失敗のパターンを並べてみます。自分が今どれに当てはまりそうか、チェックしながら読んでみてください。
ひとつずつ見ていきますね。
条件を曖昧に伝える

条件を曖昧にするのがわたしの1回目そのものなんですけど、「夜勤少なめがいいです」みたいなふわっとした希望の出し方が、いちばん危ないです。「少なめ」の感覚は人によって全然違うので、自分は月2〜3回のつもりでも、職場側は「月6回でも前より少ないですよね」くらいに受け取ったりします。
数字や絶対条件で言わないと、まず伝わりません。あとで「話が違う」と思っても、求人票にも面接記録にも「少なめ」としか残ってないと、こっちが何も言い返せなくなります。希望は必ず数字か「これだけは絶対」という形にすると、ここのズレはかなり防げます。
- 夜勤の回数を「月◯回まで」と数字で出す
- 「日勤のみ」など絶対に譲れない条件を1つ決める
- 「できれば」と「絶対」を自分の中で分けておく
曖昧な言葉ほど、あとで自分の首をしめます。面倒でも数字にしておくのが結局いちばんラクでした。
勢いで辞める

夜勤明けのフラフラな頭で「もう無理、辞める」って決めちゃうやつです。気持ちはものすごく分かります。わたしも6年目の冬、深夜勤の途中で意識が遠のいて、その場で辞表が頭をよぎりました。
でも勢いで辞めると、次を冷静に選べないまま「とりあえず受かったところ」に入りがちで、その職場がまた合わないと二重につらい。今がしんどいときほど、辞める前提でいいので次を探しながら少しずつ動くほうが、結果的に早く抜け出せたりします。
エージェント任せにする

転職サイトの担当さんはありがたい存在なんですけど、丸投げは危ないです。担当さんにも「決まりやすい求人をすすめたい」という事情がある場合があって、わたしの希望よりも「ここ受かりやすいですよ」で話が進んでいくことがありました。
最終的に「ここで働くのは自分」なので、すすめられた求人も一度自分で「夜勤は?休みは?人間関係は?」と問い直すクセをつけたほうがいいです。担当さんを疑うというより、自分の軸を持っておく感じですね。
年収だけで選ぶ:金額の裏側を見ない

給料が上がるのはうれしいんですけど、看護師の場合高い給料の裏に夜勤の多さや人手不足が隠れてることがけっこうあります。わたしの周りでも「年収50万上がった!」と喜んで入った子が、夜勤が倍になって半年で疲れ果ててました。
金額だけじゃなくて、その額が「何回夜勤して」「どんな忙しさで」のものなのかまで見ないと、時給換算でむしろ下がってた、なんてことも。年収はあくまで条件の1つとして見るくらいがちょうどいいです。
人間関係を確認しない

求人票には絶対に書いてないのが、職場の雰囲気と人間関係です。お給料も勤務も悪くないのに、入ってみたら師長さんが超絶こわい、みたいなのは本当にある。
ここは見学や面接のときに、すれ違うスタッフさんの表情や、休憩室の空気をちょっと観察するだけでもヒントになります。あと転職サイトの担当さんは過去にそこへ人を入れた情報を持ってることもあるので、聞いてみる価値はあります。
焦って即決する

1社だけ受けて、受かったからそこに決める。1社決め打ちも後悔しやすいパターンです。比べる相手がいないと、その職場の条件が良いのか悪いのか自分でも判断できないんですよね。
わたしは2回目のとき複数社を並べて初めて「あ、夜勤ゼロでこの給料って結構いいんだ」と分かりました。1社だけだと良し悪しが見えません。最低でも2〜3つは並べて比べたほうが、納得して決められます。
わたしが1回目の転職で後悔した話と、2回目で変えたこと

ここからは、わたし自身の失敗をちゃんと話します。1回目の転職、希望はシンプルに「夜勤を減らしたい」でした。7年やってきた急性期の混合病棟で、3交代の月10〜12回の夜勤にもう体がついていかなくなってて。しかも当時は転職サイトを1社しか使ってなくて、その担当さんに「夜勤、少なめのところでお願いします」ってふわっと伝えただけ。
今思えば、1社だけで条件も曖昧っていうこの頼み方が、もう失敗の入り口でした。
紹介された職場は「前より夜勤少ないですよ」と言われて、わたしも疲れてたのもあって、深く確認せずに決めちゃいました。で、入ってみたら月8〜10回。前の職場とほとんど変わらなくて、わたしが頭に描いてた「少なめ」は月3回くらいだったんです。「少なめって言いましたよね…」って言いたかったけど、自分が数字で言ってなかったから、何も言い返せませんでした。
夜勤明けの帰り道、ハンドルを握りながら「またこれを続けるのか」って涙が出たことを覚えてます。条件を曖昧にした自分が悪いんだ、って分かってるぶん余計につらかった。結局1年たたずに限界がきて、もう一度転職を考え始めました。
1回目で学んだのは、転職サイトは1社で済ませちゃダメなこと、そして希望は気持ちじゃなくて数字と絶対条件で伝えないと意味がない、ということでした。
2回目は、もう同じ後悔はしたくなかったので、最初に「日勤のみ」を絶対に譲らない条件としてガチガチに固めました。「夜勤少なめ」じゃなくて「夜勤ゼロ」。ここだけは何があっても動かさないと決めて動きました。
あと、1社だけ見て即決した反省から、転職サイトを3つ使って求人を並べました。看護roo!、レバウェル看護、ナース専科の3社です。同じ「日勤のみ」でも、社によって出てくる求人が違ったので、並べて比べられたのが大きかったです。担当さんにも遠慮なく「夜勤ゼロ以外は紹介しないでください」と伝えました。
結果、日勤のみのクリニック寄りの職場に決まって、年収は370万から430万に上がりました。夜勤がなくなったのに増えたのは自分でも意外で。1回目の「年収だけで選ぶと危ない」の逆で、条件を固めたら結果的にお金もついてきた形でした。複数社で比べることがどれだけ大事か、2回目でようやく腹落ちしました。
悩む女性1回目の「少なめでお願いします」って、今ふり返ると他人事みたいにふわっとしてて。あのときの自分に「数字で言いな!」って言ってあげたいです。
看護師の転職で失敗しない方法と、もし失敗してもやり直すコツ


最後に、失敗を防ぐためにわたしが2回目で意識したことと、もし失敗しちゃったときのリカバリーの考え方をまとめます。完璧じゃなくていいので、できそうなところから取り入れてみてください。
ひとつずつ見ていきますね。
優先順位を1つだけ決める


夜勤も給料も人間関係も通勤も、全部いい職場って正直なかなかありません。だから「これだけは絶対に譲らない」を1つだけ決めるのがおすすめです。わたしは「日勤のみ」をその1つにしました。
軸が1つ決まると、求人を見るときの迷いがぐっと減ります。「夜勤あり」の時点で候補から外せるので、選ぶのもラクになりました。逆に全部を欲ばると、また「少なめ」のときみたいにブレます。
複数社で比べる


複数社で比べなかったのは1回目の最大の反省です。1社だけだと、その条件が良いのか悪いのか比べる相手がいません。最低2〜3社に登録して、同じ希望でどんな求人が出てくるか並べてみてください。
社によって持ってる求人も、担当さんの推し方も違います。複数社を比べると相場感がつかめて、変な職場を避けやすくなるんですよね。どこに登録するか迷うなら、わたしが使った3社を含めて看護師転職サイトを比較したページも置いておくので、参考にしてみてください。
中の情報を聞く


夜勤の実際の回数、残業、人間関係、辞めた人がいる理由。求人票に書いてないこういうところこそ、入ってから「失敗した」につながりやすい部分です。
面接や見学で自分の目で見るのに加えて、転職サイトの担当さんに「過去にここへ入った人はどうでしたか?」と聞くと、内部の情報が出てくることがあります。聞きにくいことほど、入る前に潰しておくと後悔が減ります。
もし失敗しても再転職できる


やり直せるという話が、いちばん伝えたいところかもしれません。わたしみたいに1回目を失敗しても、ちゃんとやり直せます。看護師は資格職なので、再転職のハードルは他職種よりずっと低いです。求人も常にあります。
「失敗したら終わり」じゃなくて「合わなかったらまた動けばいい」くらいの気持ちでいると、最初の選択も少し気楽になります。もし今の職場がしんどくて、看護師という働き方そのものを見直したくなってるなら、看護師を辞めて幸せになった話も読んでみてください。やり直し方はひとつじゃないです。
よくある質問


- 転職に失敗したと感じたら、すぐ辞めていいですか?
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体や心が限界なら無理せず動いていいと思います。ただ勢いで辞めると次を冷静に選びにくいので、できれば在職しながら次を探すのがおすすめです。わたしも1回目で合わないと気づいてから、働きつつ2回目の準備を進めました。
- 何回も転職して大丈夫ですか?
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看護師は資格職で求人も多いので、転職回数そのもので不利になりすぎることは少ないです。わたしも2回しています。ただ毎回「なぜ辞めたか」を自分の言葉で説明できるようにしておくと、面接でも困りません。
- 転職の失敗を防ぐ一番の方法はなんですか?
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「これだけは絶対に譲らない条件」を1つ数字や明確な形で決めて、その条件を最後までブラさないことだと思います。わたしの1回目は「夜勤少なめ」と曖昧にしたのが全部の原因でした。
- 転職サイトは複数使うべきですか?
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はい、わたしは3社使いました。社によって出てくる求人も担当さんの提案も違うので、複数で比べると相場が分かって変な職場を避けやすくなります。1社だけだと比べる相手がいないのが怖いところです。
- 入職後に聞いてた話と違ったらどうすればいいですか?
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まず担当者や上司に事実として確認してみてください。それでも改善しないなら、再転職は普通にありです。次は「違った」ポイントを絶対条件に組み込めば、同じ失敗はかなり防げます。
- 短期離職は次の転職で不利になりませんか?
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多少気にされることはありますが、理由をきちんと説明できれば致命傷にはなりにくいです。看護師は人手が足りていない職場も多く、求人自体はたくさんあります。短期離職を引きずるより、次で何を優先するかを整理するほうが大事だと思います。
- 求人票がよく見えても、実際はブラックだったってことありますか?
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正直あります。求人票は良いことしか書いてないことも多いので、わたしは見学のときに残業や夜勤の回数を具体的に聞くようにしました。あと、現場の看護師さんの表情とか雰囲気も意外とヒントになります。紙の情報だけで決めると後悔しやすいかなと思います。
- 転職を焦って決めてしまいそうです。立ち止まる基準ってありますか?
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わたしの中の基準は「今の不満が次で解消されるか」を紙に書けるかどうかでした。書けないまま勢いで決めると、また同じ理由で辞めたくなりがちです。逆に、辞める理由がはっきりしてるなら焦って動いても大丈夫だと思います。
- 条件は良いのに人間関係で失敗するのが怖いです。事前に分かりますか?
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完全には分からないけど、見学や面接で雰囲気をちゃんと見るとある程度感じ取れます。わたしはスタッフ同士の会話のトーンや、すれ違ったときに挨拶があるかを見てました。あと離職率を聞いて濁されたら、ちょっと警戒したほうがいいかもです。
- 前の職場を悪く言わずに転職理由を伝えるコツはありますか?
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わたしは「もっとこうしたい」という前向きな言い方に変えてました。悪口にすると面接官に「うちでも同じこと言いそう」と思われるからです。本音は不満でも、伝え方を少し工夫するだけで印象がだいぶ変わると思います。
まとめ


看護師の転職失敗には、条件を曖昧にする・勢いで辞める・エージェント任せ・年収だけで選ぶ・人間関係を確認しない・焦って即決、というよくある型があります。わたしの1回目は「夜勤少なめ」と曖昧に頼んで夜勤だらけの職場に入った、まさに最初の型でした。
防ぐコツは、譲れない条件を1つ数字で決めること、複数社で比べること、求人票に載らない中の情報を聞くこと。わたしは2回目で「日勤のみ」を絶対条件にして3社を比べ、年収370万から430万、夜勤ゼロにたどり着けました。
そして何より、失敗しても看護師はやり直せます。1回で完璧に決めなくて大丈夫。怖いのは分かるけど、ちょっとだけ準備して動けば、今よりラクな場所はちゃんと見つかります。応援してます。









