看護師の転職の失敗は、入ってから起きるというより、入る前に確かめられなかった順番で決まります。知恵袋で転職の失敗にかかわる看護師本人の相談を21件読むと、転職後の13件でいちばん多かったのは「聞いていた話と違う」と「人の当たりが強い」の4件ずつでした。
給料で失敗した人は1件で、夜勤の回数で失敗した人は、今回読んだ中にはいませんでした。求人票を見ながら「これ、本当かな」と思っている人も、もう入ってしまって帰りの電車で「これ失敗だったかも」と考えている人も、まず自分がどの型に近いかを見てください。
わたしは3交代の病棟に7年いて、1回目の転職で、紹介会社1社だけに「夜勤少なめの病棟を」と頼み、それが月何回かを聞けないまま入って1年で辞めた看護師のあさこです。穴は3つあって、開いた順番がありました。その順番と、2回目で変えたことも書きます。
\最初にこの記事の結論/
看護師の転職で「失敗した」相談21件を読んで分けた6つの型

知恵袋で読んだ看護師本人の相談21件は、転職の前に、失敗しないかの不安や迷いを書いた人が8件、転職のあとに「失敗した」と書いた人が13件でした。転職後の13件を何が違ったかで数えると、下の表になります(複数に当てはまる相談は両方に数え、型はわたしの分け方です)。
| 失敗の型 | 件数 | 相談にあった中身 |
|---|---|---|
| 聞いていた話と違う | 4件 | 配属先・受け持ち人数・残業・紹介会社の説明 |
| 人の当たりが強い | 4件 | 指導者の圧、味方がいない、当たりが強い |
| 体や心が先に崩れた | 3件 | 休職の診断、早期覚醒と食欲低下 |
| 職場の種類が合わない | 2件 | 三次救急から精神科、ついていけず泣く |
| 給料を確かめなかった | 1件 | 面接当日に即決、基本給が4万円ほど低い |
| 次が不利になる不安 | 6件 | 短い職歴で次が見つかるか(前後あわせて) |
順番に見ていきます。
聞いていた話と違った4件

4件のうち3件は配属や残業の話で、紙に書かれる欄がある失敗です。4年目で4月に転職し、希望した病棟ではなく救急センターに配属されてついていけず、毎日帰ってから泣いているという相談がありました。10年いた公立病院を辞めたあと、訪問看護に配置する約束で入った職場で、勤務希望を出す11月に「病棟しかない」と言われて辞めた人もいます。
3年目でエージェント経由で2次救急に入ったら、受け持ちが7対1を超え、サービス残業があり、入る前に聞いていた設備の一新も白紙だった。早期退職したが、次の職場も説明と違うのではないかと怖い、という相談です。
4件目は、夜勤のない美容皮膚科に移ったのに、紹介会社から聞いた内容と違っていて3週間で辞めた人です。何が違ったかまでは書かれていませんでした。4件で違っていたものを並べると、次のとおりです。
- 配属される病棟(2件)
- 受け持ち人数と残業(1件)
- 紹介会社の説明(1件)
夜勤の回数が聞いていた数と違った、という相談は、今回の21件にはありませんでした。夜勤で辞めた人は、さっきの美容皮膚科の人が前の病院で夜勤の体制(1対25ほど)がきつく5か月で辞めた1件だけです。
わたしの1回目の失敗は回数のずれなので、少し意外でした。回数のずれの数え方や、入ったあとの動き方は、求人の夜勤回数が嘘に見えるときの聞き方に分けて書いています。
人の当たりが強かった4件

人の当たりは紙に出ない分、入ってからの落ち込みが深い型です。クリニックに入って2週間、指導者の圧が怖くて味方がいないという相談と、転職して失敗し、当たりが強く「自分が無能だ」と感じているという相談がありました。
転職して1か月で「働いてみないと分からないことだらけ」と書き、早期覚醒と食欲の低下まで出ている人もいます。新卒を3か月、次の地域包括を3か月で辞め、いまはクリニックで1年という人は、人手不足で事故が怖かったと書いていました。
悩む女性当たりの強さは、本人の力だけで決まるものではないと思います。
この型で気になったのは、4件のうち2件が「自分が無能」「情けない」と自分を責める言葉で書かれていることです。4件のうち3件には、人手不足や看護師の人数の少なさも書かれていて、当たりの強さはその結果にも見えます。
体や心が先に崩れた3件


転職に失敗して適応障害で休職の診断が出たという相談、半年でやりがいを感じられず休職した相談、入職1か月で眠りと食欲に出た相談の3件です。どれも「失敗したかどうか」を考える前に、体が止まっています。
眠れない・食べられない・朝起きられないが続いているなら、転職の正解より先に受診を考えてください。わたしは診断する立場ではないので、受診の目安は公的機関の案内で確かめてほしいです。
この3件に共通していたのは、入ってすぐ「辞めたい」と言えない事情があることでした。人員不足で辞めづらい、休職中で次を考える余裕がない、という書き方です。この記事の後半に「いま決めなくていいこと」を書いたのは、この3件を読んだからです。
職場の種類が合わなかった2件


三次救急に3年半いて、結婚で県外の精神科病院に移り、半年ほどでやりがいを感じられず休職し、急性期に戻るか迷っている相談がありました。希望の病棟でなく救急センターに配属された人も、配属の問題と同時に、スピードや重症の対応についていけないと書いています。
別の相談の回答にも、大学病院から個人病院に移って2か月で辞めた、ネットで調べた範囲では規模とやり方の違いが分からなかった、という看護師の失敗談がありました。急性期から精神科、大学病院から個人病院のように、看護の中身が変わる移動は、良い悪いより「合う合わない」の差が大きいです。
転職前の8件にも、総合病院からクリニックへ移ると後悔するか、呼吸器の急性期で限界だが訪問看護や施設は隣の芝生ではないか、という相談が2件ありました。後者の回答者は「同じ病院内の部署異動を希望する方法もある」と書いていて、わたしが試さなかった選択肢そのものでした。
給料を確かめなかった1件


15年目で、面接当日に出た内定をその場で受け、給与の希望を伝えそびれた人の相談です。基本給が4万円ほど低く、日勤専従で賞与も年2か月分のため年収で100万円ほど下がり、勤務時間も30分長いと入職前に気づいて後悔していました。
件数は1件なので、「給料で失敗する人は少ない」とは言えません。わたしが読んだ範囲では、給料の失敗は「確かめなかった」より「聞く前に返事をした」の形で起きていました。
転職前の8件では、健診センターの内定で年収が100万円下がると分かり、同僚に「もったいない」と言われて揺らいでいる人がいます。下がる額を返事の前に分かっている分、この人は迷う時間を持てています。
次が不利になる不安は6件


失敗そのものより重く書かれていたのが、「こんな短い職歴で次が見つかるのか」という不安で、転職の前後を合わせて6件ありました。転職して1週間で辞めたら心象が悪いか、短い期間で辞めるのを繰り返して次が見つかるか、職歴に傷がつくから辞められない、という書き方です。
ここで数字を1つ置きます。日本看護協会の2025年 病院看護実態調査では、2024年度に既卒の正規職員として病院に採用された27,005人のうち、4,347人が年度末までに退職していました。割合にすると16.1%で、6人に1人ほどが1年以内に辞めています。
- 病院だけの数字(施設・クリニックは別)
- 退職には転職と定年を含む
- 小さい病院ほど高い傾向
病床規模別では99床以下が19.0%、500床以上が13.1%でした。辞めた人が珍しくないことと、次の面接で短い職歴をどう話すかは、別の話です。職歴の行数が増えてきた人は、転職回数が多い看護師の履歴書と面接の伝え方のほうに、書き方を分けてあります。
型ごとに、入る前に見る紙の欄と聞く一言


6つの型のうち4つは、労働条件通知書の欄か、面接での一言で小さくできます。労働基準法15条と施行規則5条を自分で開いて、型ごとに「どの欄を見るか」「何を聞くか」を1つの表にしました(2026年10月23日に条文を確認)。
| 失敗の型 | 通知書で見る欄 | 面接や内定後に聞く一文 |
|---|---|---|
| 配属が違う | 就業の場所・従事すべき業務と「変更の範囲」 | 配属は○○病棟で、変更の範囲はどこまでですか |
| 残業・受け持ちが違う | 所定労働時間を超える労働の有無、始業と終業、休憩 | 所定外労働は月平均で何時間ですか |
| 給料・賞与 | 賃金の決定・計算・支払の方法。賞与は定めがある場合 | 月給例の内訳で、基本給はいくらですか |
| 夜勤の回数・体制 | 二組以上に分けて就業させる場合の就業時転換 | 直近3か月の実際の回数を教えてください |
| 退職の決まり | 退職に関する事項(解雇の事由を含む) | 退職の申し出は何日前までですか |
| 人の当たり | 紙には出ない | 見学で数える(下の5つ目) |
順番に見ていきます。
配属は「変更の範囲」の欄で見る


配属が違った相談2件は、いまなら2024年4月から加わった欄で、入る前に紙で確かめられる話です。労働基準法施行規則5条の1号の3は、就業の場所と従事すべき業務に加えて、その「変更の範囲」まで明示することを使用者に求めています。
厚生労働省の労働条件明示のルール改正ページに、モデル労働条件通知書が置かれています。様式を見ると、雇入れ直後の就業場所・業務と、変更の範囲が分かれて書く形になっています。
訪問看護の約束で入ったのに病棟しかないと言われた人の場合、変更の範囲に「法人内の全部署」と書かれていれば、入る前に気づけたかもしれません。逆に「○○病棟」としか書かれていなければ、それが紙の根拠になります。
残業は所定外労働の有無で見る


受け持ち7対1超とサービス残業で辞めた相談は、通知書の「所定労働時間を超える労働の有無」の欄が入り口です。モデル通知書でもこの欄は「有」「無」を選ぶ形なので、「有」なら月平均で何時間かを、面接か内定後に口で聞くのが確実です。
受け持ち人数は通知書の欄にはないので、同じ場で聞きます。わたしが病棟で見ていた感覚だと、日勤の受け持ち人数と、昼休憩が何分取れているかの2つを聞くと、残業の実態はだいたい見えます。
転職前の相談にも、訪問看護の説明でオンコール明けの扱いに疑問を持った人がいました。交代制の夜勤は「就業時転換に関する事項」の欄に関わりますが、夜勤やオンコールの月の回数という項目は条文の列挙にないので、ここも口で聞く部分です。
賞与と年収は基本給の額で見る


給料の失敗1件は、「基本給が4万円低い」が中身でした。通知書の賃金の欄は「決定・計算・支払の方法」までが必ず書かれる項目で、賞与は定めがある場合に書かれます。
求人票の月給例は、夜勤手当や各種手当を足した額のことがあります。賞与を「基本給の◯か月分」で決める職場なら、月給例が同じでも基本給が4万円違えば、年収は賞与の分も含めて下がります。
わたしの病棟時代の年収370万円も、夜勤手当と深夜割増の比重が大きく、基本給は高くありませんでした。いまの外来で430万円になったのは、基本給が高い職場だったことが大きく、夜勤をやめても上がった形です。
書面は入職前に頼んでいい


通知書は、返事をしたあとに待つものではなく、返事の前に頼んでおきたい書面です。労働基準法15条は、契約を結ぶときに賃金・労働時間などの条件を明示することを使用者に求め、明示された条件が事実と違えば、労働者は即時に契約を解除できると書いています。
施行規則5条の4項では、賃金や労働時間などの欄は書面で交付するのが原則で、労働者が希望すればFAXや電子メールでも受け取れます。面接のあとに「労働条件通知書を、返事の前にメールでいただけますか」とメールで頼めるのは、この4項があるからです。
内定が出てから返事までに何を聞くかは、転職の内定で迷う看護師が返事の前に確かめる型のほうに質問の文面ごと置いています。紹介会社を通す場合は、職業安定法5条の3で紹介会社にも労働条件の明示が求められているので、求人票と通知書が違えば紹介元にも聞けます。
人の当たりは紙に出ない


人の当たりが強い4件は、通知書のどの欄を見ても防げません。ここは見学で、感じるのではなく数えるものを決めて行きます。
- すれ違いで挨拶が返る回数
- 休憩室で話している人数
- 中途が1年で何人残っているか
- 師長が中途の名前を呼ぶか



見学で数えるのは、雰囲気ではなく「中途が1年で何人残っているか」の答え方です。
「中途はここ1年で何人入って、何人残っていますか」と聞いて数字が出てこないなら、そこは入ってから分かる部分が多い職場です。数字が出たうえで残っている人が少ないなら、理由まで聞いてみてください。見学は、紹介会社を通して頼めることもあります。
わたしの1回目:穴は3つ、開いた順番があった


わたしの1回目の転職は、型でいえば「聞いていた話と違う」で、違ったのは夜勤の回数です。でも、失敗は1つの出来事ではなく、確認を飛ばした順番でした。時系列で並べると、穴が開いた順番がはっきりします。
| 時期 | したこと | 開いた穴 |
|---|---|---|
| 6年目の冬 | 深夜勤で意識が遠のき、その直後の週に退職願を書く | (まだ穴はない) |
| 次を探すとき | 大手エージェント1社だけに「夜勤少なめの病棟を」と頼む | 穴1:比べる相手がない |
| 求人票と説明 | 求人票は「夜勤少なめ」、説明は「月8回程度」。月何回かを数字で詰めない | 穴2:言葉を数字にしない |
| 12月〜1月 | 引き止め3回で、希望の1月末が3月末に延びる。次の病院に入職日を2月から4月へずらしてもらう | 穴3の種:待ってもらった負い目 |
| 4月入職 | 負い目で聞けないまま入職 | 穴3:聞く権利を自分で引っ込める |
| 入職後 | 夜勤は月8〜10回。年収は370万円から390万円に | — |
| 1年後 | 退職。「また選択を間違えた」と認める | — |
穴1は、大手エージェント1社だけに頼ったことです。1社から来る求人だけを見ていると、「夜勤少なめ」がその病院の中で少ないのか、わたしの基準で少ないのかを比べる相手がいません。
穴2は、「少なめ」と「月8回程度」を数字で詰めなかったことです。病棟では月10〜12回だったので、8回という数字だけを見れば減っています。「程度」という言葉の上の幅を聞かなかったので、8〜10回になったとき、どこからが約束違いなのかを言える物差しが、わたしの手元にありませんでした。
穴3は、入職日を2月から4月へずらしてもらった負い目です。師長に3回引き止められて退職日が2か月延び、次の病院に待ってもらいました。その流れは退職の引き止めに3回遭ったわたしの返し方と代償に書いていますが、ここで言いたいのは、前の職場の辞め方が次の職場の確認を雑にした、という順番です。



待ってもらった負い目があると、「少なめって月何回ですか」の一言が出なくなります。
もう1つ、書いておきたいことがあります。わたしは夜勤がつらかったのに、院内の日勤部署への異動希望を一度も出さずに辞めました。転職前の相談で回答者が勧めていた「同じ病院内の部署異動」は、わたしには試さなかった選択肢です。
1回目の転職先を辞めたあとは約半年、無職の期間がありました。その間はカイテクの単発で食いつなぎながら、働き方を考えていました。「また選択を間違えた」と認めるのが、いちばんきつかったです。
もう入ってしまった人へ:いま決めることと決めなくていいこと


もう入ってしまって「失敗かも」と思っている人は、辞めるかどうかを今日決めなくていいです。先に決めるのは、違いが紙に残っているかと、自分の型がどれかの2つです。
順番に見ていきます。
1か月以内なら紙と事実を照らす


入って1か月以内なら、労働条件通知書・求人票・勤務表の3つを並べて、何が違うかを書き出してください。違いがあるなら、それは失敗ではなく、明示された条件と事実の相違という名前のついた話です。
- 通知書と求人票の違い
- 通知書と勤務表の違い
- 面接で聞いた言葉と勤務表の違い
労働基準法15条2項は、明示された条件が事実と違う場合に労働者が即時に契約を解除できると定めています。ただ、わたしは法律の専門家ではないので、自分の場合に当てはまるかは、厚生労働省の改正ページに相談先として書かれている労働基準監督署で確かめてください。
聞く順番は、師長、紹介元、労働基準監督署です。紹介会社を通して入ったなら、職業安定法5条の3で紹介会社にも明示の義務があるので、「聞いていた話と違う」はまず紹介元に伝えてかまいません。
「次が不利」は応募先で変わる


6件あった「次が不利になる」不安に、一律の答えはありません。応募先が病院か、クリニックか、施設かで、短い職歴の見られ方が変わるからです。
わたしが読んだ相談の中で、1年未満で辞めて次が決まらなかった、と書いていた人は見当たりませんでした。短い職歴そのものより、辞めた理由を「何を確かめなかったか」で言えるかのほうが、面接では大事だと思います。
応募先の種別ごとの線引きと、面接での説明の仕方は、看護師が1年未満で辞めたときの不利の線引きに分けて書きました。この記事では「次が不利かどうかは、応募先で変わる」までにとどめます。
辞めると決めたら順番を変える


辞めると決めた人がやることは、次の求人を探すことではなく、1回目の型を1つに決めることです。わたしは「聞いていた話と違う」で、違ったのは夜勤の回数、飛ばしたのは「数字で聞く」でした。



型を1つに決めると、次の面接で聞く一文が、自動的に決まります。
型を決めずに次を探すと、1回目と同じ穴を同じ順番で開けます。半年前後で「合わない」と感じている人は、辞めるか続けるかの確かめ方を転職半年で辞めたい看護師が決める前に確かめることに置いているので、順番はそちらで見てください。
体や心が先に崩れている人は、この章の順番より受診が先です。辞める・続けるの判断は、眠れるようになってからでいいと、わたしは思います。
2回目でわたしが変えたのは順番だけ


2回目の転職で変えたのは、条件でも職場の種類でもなく、確かめる順番です。1回目で開いた穴を、1つずつ埋めていきました。
順番に見ていきます。
絶対条件は数字で1つだけ


2回目の絶対条件は「日勤のみ」の1つで、夜勤は月0回です。1回目の「少なめ」は幅のある言葉で、相手の「程度」と自分の「少なめ」が別の数字でした。
絶対条件を数字で1つにすると、「夜勤あり」の求人がその時点で候補から外れます。選ぶ手間が減るだけでなく、紹介会社に「月何回までなら」と聞かれても、答えがぶれません。
条件が2つ以上あるときは、優先の1位だけを数字にして、2位以下は「できれば」と分けて伝えます。
- 1位:数字で言える条件1つ
- 2位以下:残業・通勤など
- 2位以下は「できれば」で伝える
わたしの場合、伝えた絶対条件は日勤のみの1つだけでした。残業ほぼゼロの外来になったのは、入ってからの結果です。
紹介は2社以上で比べる


穴1を埋めるために、2回目は1社だけに頼りませんでした。決め手になったのはMCナースネットで、スカウト型のジストリーには相場を見る材料として登録しました。
看護roo!・レバウェル看護・ナース専科・マイナビ看護師にも登録しましたが、わたしには決め手になりませんでした。
2社以上に同じ条件を出すと、「日勤のみ」で出てくる求人の数と給料の幅が見えます。1社だけだと、その1件が相場の中でどこにあるのかが分かりません。
転職前の相談に、希望の病院は「エントリーが通らなかった」と言われ、別の病院をすすめられて疑ってしまう、という人がいました。比べる相手が1社しかないと、その疑いを確かめる方法がありません。どこに2社目を足すかは、看護師転職サイトのおすすめランキングのほうにまとめています。
派遣で日勤を約4か月試した


穴2と穴3を埋めたのは、派遣で先に中に入ったことです。MCナースネットの派遣で特別養護老人ホームに約4か月、日勤のみで入りました。仕事の大枠は服薬の管理、バイタル測定、往診の付き添いくらいで、夜間のオンコールは派遣の契約に入っていません。



日勤だけの生活を約4か月続けて、日勤なら続けられると確信しました。
病院や診療所での看護業務は、紹介予定派遣などの例外を除いて派遣が原則できない決まりがあるので、派遣で試せるのは施設などの日勤です。派遣の仕組みと正社員との違いは、派遣看護師の仕組みを調べた本音に分けました。
日勤なら続けられると確信したあと、病院で看護を続けたかったので、同じ担当に日勤のみの病院の外来を探してもらい、総合病院の内科外来に正社員で入りました。派遣先にそのまま就職したのではなく、派遣で「日勤の自分」を確かめてから、紹介に進んだ順番です。
1回目の失敗を担当に話した


2回目の担当には、1回目の失敗を正直に話しました。「夜勤少なめ」で入って8〜10回だった、月何回かを聞けなかった、という話です。
失敗を伏せて条件だけ出すと、同じずれの求人がまた混ざるかもしれません。先に「何がずれて辞めたか」を渡しておけば、どこを避けたいのかが担当にも伝わります。
年収は病棟の370万円から430万円になりましたが、これは基本給が高い職場だったことと、担当が年収交渉をしてくれたからです。公式サイトにも、紹介の給与は転職先の給与体系に準拠したうえで担当者が給与調整を行うこともできる、と書かれています。
\登録は無料・派遣も紹介も扱う/
日勤を試してから決められます
看護師の転職の失敗についてよくある質問


- 看護師が転職に失敗したと感じたら、すぐ辞めていいですか?
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体や心が崩れているなら、辞める前に受診が先です。それ以外なら、まず通知書・求人票・勤務表を並べて、何が違うかを書き出してください。違いが紙に残っているなら、それは失敗ではなく条件の相違の話で、師長・紹介元・労働基準監督署の順に聞けます。
- 看護師の転職の失敗で多い原因は何ですか?
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知恵袋で読んだ転職後の13件では、「聞いていた話と違う」と「人の当たりが強い」が4件ずつで並び、体や心が先に崩れた相談が3件でした。給料は1件、夜勤の回数は0件です。件数は読んだ分だけなので、順位をつける意味はあまりありません。
- 転職で紹介会社の説明と実際が違ったら、看護師はどこに言えばいいですか?
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まず紹介元です。職業安定法5条の3で、紹介会社にも労働条件の明示が求められています。労働条件通知書と違う場合は、労働基準法15条の話になるので、厚生労働省の改正ページに相談先として書かれている労働基準監督署にも確かめられます。
- 看護師は転職に失敗する人が多いのですか?
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日本看護協会の2025年病院看護実態調査では、2024年度に既卒で病院に採用された27,005人のうち4,347人が年度末までに退職し、割合は16.1%でした。病院だけの数字で、退職には転職と定年を含みます。失敗と同じ意味ではありませんが、1年以内に辞めた人は珍しくありません。
- 看護師が転職して1週間で辞めた人はいますか?
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知恵袋には、転職して1週間で失敗したと感じて今すぐ辞めたい相談や、数日〜数週間で辞めた人に辞め方を聞く相談がありました。どちらも、辞めたあとのことを気にしていました。1週間なら、辞めるかどうかの前に、まず紙と事実を照らすところからです。
- 面接で夜勤回数や残業を細かく聞くと、看護師の転職では印象が悪くなりますか?
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配属の変更の範囲、所定外労働の有無、賃金の決め方は、労働基準法で明示が求められている項目なので、聞くこと自体は普通です。わたしが聞けなかったのは印象の問題ではなく、入職日をずらしてもらった負い目でした。聞く順番を、頼みごとより先にするのがコツです。
- 看護師が総合病院からクリニックに転職すると後悔しますか?
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知恵袋には同じ質問の相談があり、回答には、給料が下がるのを我慢できるか、手技を使う場面が減るのをどう考えるか、という自分の都合で決めてよいという声がありました。職場の種類だけで後悔するかは決まりません。看護の中身が変わる移動は「合う合わない」の差が大きいので、見学で中途が何人残っているかを聞いてみてください。
- 看護師が転職で給料を下げて失敗しないためには、何を見ればいいですか?
-
月給例ではなく基本給の額です。読んだ相談では、面接当日に即決して基本給が4万円ほど低く、年収で100万円ほど下がった人がいました。通知書の賃金の欄と、賞与が基本給の何か月分かを、返事の前に聞いてください。
- 看護師の転職で人間関係の失敗は事前に分かりますか?
-
紙には出ないので、見学で数えるものを決めて行くしかありません。すれ違いの挨拶、休憩室の人数、中途が1年で何人残っているかの3つです。「中途は何人残っていますか」で数字が出てこない職場は、入ってから分かる部分が多いと思ってください。
- 看護師は何回転職しても大丈夫ですか?
-
回数そのものより、応募先の種別と、辞めた理由を「何を確かめなかったか」で言えるかで変わります。知恵袋では1年で3回転職した人の相談もありました。次に不利かどうかは、病院・クリニック・施設で見られ方が違うので、一律には言えません。
まとめ:看護師の転職の失敗は、入る前に飛ばした確認の順番で決まる


知恵袋の相談21件を読んで分かったのは、失敗は1つの出来事ではなく、確かめなかった順番だということでした。わたしの1回目も、1社だけ、数字にしない、負い目で聞けない、の順に穴が開いています。
- 自分の型を1つ決める
- 配属・残業・賞与は紙の欄で見る
- 紹介は2社以上、条件は数字で1つ
- 試してから正社員を決める
もう入ってしまった人は、辞めるかどうかより先に、紙と事実を照らしてください。わたしは、引き止めに折れて「決まった」とほっとした自分に、いまも納得できていません。でも、2回目で確かめる順番を変えて日勤の外来に移ってから、日曜の夜が怖くなくなりました。








