「今って転職していい時期なのかな」って、求人サイトを開いては閉じてを繰り返してました。
怖かったのは、次の2つです。
- 中途半端な月に辞めたら損する
- 年度の途中で抜けたら「逃げた」と思われる
わたしも6年目の冬、ずっとそこで止まってたんです。
先に言っちゃうと、転職に「ここしかない」って正解の時期はないと思ってます。
でも、次の3つで見ていくと、けっこう判断しやすくなるかも。
- 求人が増える時期(1〜3月と夏前)
- 経験年数のなんとなくの目安
- 自分の心と体が出してるサイン
わたしはあさこ、32歳。急性期の内科外科混合病棟で3交代を7年やってました。
転職は2回で、1回目は確かめずに動いて失敗、2回目でやっと落ち着けたタイプです。2回でわたしが感じた「動くタイミング」の話を、できるだけ正直に書きますね。
看護師の転職で求人が増える時期・採用されやすいタイミング

まず「いつ求人が多いのか」から。年間でけっこう波があるので、知っておくと動きやすいです。
ひとつずつ見ていきますね。
求人が増えるのは1〜3月と夏前

看護師の求人がぐっと増えるのは、だいたい1〜3月。
| 時期 | 求人が動く理由 |
|---|---|
| 1〜3月 | 4月の年度替わりに 向けて退職する人の 穴を埋めるため 病院がまとめて 採用を動かす |
| 6〜7月(夏前) | 夏のボーナスをもらって 辞める人が出るので 補充でまた求人が動く |
わたしが2回目の転職で日勤の外来に移れたのも、ちょうど年明けに探し始めたタイミングでした。
| 動き方 | 結果 |
|---|---|
| 選択肢が多い 時期に動く | 条件を比べながら 決められて 気持ちにも余裕が出る |
| 求人が少ない 時期に焦って探す | 「とりあえず ここでいいや」 になりがち (わたしの1回目は まさにそれ) |
- 1〜3月
- 6〜7月
- 9〜10月
- 12月・8月
とはいえ、好条件の求人は時期を問わず通年でぽつぽつ出ます。だから「今がベストな月じゃないから」と諦める必要はないかな、と思ってます。
今すぐ動けなくても損しない

「まだ辞めると決めてないし」って人も多いと思うんですけど、わたしは見ておくだけでもぜんぜん意味があると思ってます。
見ておくと、次のことが、世の中の平均と比べて高いのか低いのか分かります。
- 今の職場の給料
- 夜勤の回数
外の求人を見ないと一生わからないままなんですよね。
わたしは1回目の転職で失敗したあと、しばらく登録だけして求人だけ眺めてた時期がありました。
すぐ応募しなくても、看護師転職サイトに登録して条件のいい求人を見ておくと、「あ、わたしの今の状況って実はけっこうしんどい方なんだ」って気づけたりします。
あさこ情報だけ持っておいて、いざ動きたくなった時にすぐ動けるようにしておくのがラクでした。
ちなみに、応募したのに面接で落ちてしまったときも、時期の影響を先に疑ってみてください。
年度末から4月は院内の異動で枠が埋まりやすく、応募者の出来と関係なく閉じることがあります。
この見分け方は面接に落ちた原因を自分の中だけで探さない話に書いています。
看護師は何年目で転職するのが動きやすい?経験年数の目安


次に多いのが「何年目で辞めるのがいいの?」っていう悩み。よく言われるのは3年・5年・7年あたりが一つの区切り、って話です。
| 経験年数 | 評価されやすい点 |
|---|---|
| 3年 | 基本的な看護技術が ひととおり 身についてると みなされやすい |
| 5年・7年 | 指導もできる中堅として 評価されやすい |
だから動きやすさで言えば、3年以上経ってると選択肢は広がりやすいかな、とは思います。
でも、ここで一番伝えたいのは何年目でも遅すぎることはないってことなんです。
| 考え方 | |
|---|---|
| 1年目で本当に 心が限界 | 無理に3年待つ必要は ないと思う |
| 7年目 | 今さら、なんて ことも全然ない 臨床経験は強みとして 見てもらえた |
年数はあくまで目安で、絶対のルールじゃないです。転職して半年で辞めたい看護師も、年数より先に見ることがあります。
ちなみに、新人で「もう辞めたい」って追い詰められてる場合は、年数の話とはまた別問題かなと思ってます。
早期離職そのものの悩みは1年目で辞めたい看護師の話に書いたので、今まさに1年目できついって人はそっちを読んでみてください。
何年目で何を目指すかっていう細かい話は、また別で整理してます。



年数より、その職場で消耗しきっていないかを大事にしてほしいです。
看護師の辞めどきは「時期」より自分のサイン:わたしの体験談


ここまで時期や年数の話をしてきたんですけど、正直いちばん大事なのはこれだと思ってます。カレンダーじゃなくて、自分の心と体が出してるサインの方。
ひとつずつ見ていきますね。
6年目の冬が辞めどきだった


わたしの場合、辞めどきを決めたのは時期でも年数でもなくて、体でした。
6年目の冬、月に10〜12回の夜勤を続けてたある深夜、輸液の準備をしていたら急にすうっと意識が遠のいたんです。



ほんの数秒だったと思うけど、「あ、わたしこのまま倒れるんだ」って妙に冷静に思ったのを覚えてます。
そのころには、休みの日も動悸がして眠れなかったし、通勤途中に涙が出ることもありました。
今ふり返ると、次のことが、もう完全に体からの赤信号だったんですよね。
- 眠れない
- 食欲がない
- 夜勤中に意識が飛ぶ
でも当時は「みんなしんどいんだから」って自分に言い聞かせて、サインを全部無視してました。
心身の不調が出てるなら、何年目とか何月とか関係なく、今があなたの辞めどきだと思います。
勢いで辞めると失敗する


ただ、ここで一つだけ。「もう無理」の勢いだけで辞めると、けっこう失敗します。
わたしの1回目も、辞めると決めたあとに次の職場を確かめなかったのが失敗でした。
| 1回目 | 内容 |
|---|---|
| 動いた理由 | 夜勤が続けられず 「とにかくここを出たい」 と一心だった |
| 求人 | ほとんど比べずに 次の職場を決めた |
| 結果 | 結局そこも夜勤がきつく 1年でまた辞めた |
確かめずに決めた1年が職歴に1行残る、というのもここでの代償でした。その1行をどう書いて、面接でどう説明したかは転職回数が多いときの伝え方にまとめています。
反省して2回目に動いた時は、辞めるって気持ちが固まってからも、すぐには飛びつかずに求人をちゃんと比べました。担当の人にも夜勤の実態をしつこく聞いて、納得してから決めたんです。
- 限界を感じたら動く決断をしていい
- 次は夜勤回数・残業・人間関係を確認
- 担当者に職場の実態を遠慮なく聞く
- 後悔しないか少し立ち止まって考える
サインに気づいて動くのは大事だけど、辞めた後の行き先は冷静に選ぶ。順番を間違えると、わたしみたいに同じことを繰り返しちゃうかもしれません。
ちなみに、看護師を辞めて気持ちがどう変わったかは看護師を辞めて幸せになった話にまとめてあります。今しんどい人は読んでみてください。
よくある質問


- ボーナスは前後どっちでもらってから辞めるべき?
-
もらってから辞める方が金銭的には得です。多くの病院でボーナスは在籍日が支給条件なので、支給日を確認してから退職日を決めるのが安全かなと思います。
ただ、心身が限界ならボーナスを待たずに動く判断もアリです。お金より体が先なので。
- 看護師の転職は何年目がベスト?
-
よく言われるのは3年・5年・7年が区切りですけど、絶対のベストはないです。
3年あれば技術面で評価されやすいのは確かですが、わたしは7年目で動いて全然問題なかったです。年数より、今の職場で消耗しきってないかの方を見てほしいなと思います。
- 辞めると伝えるのはいつがいい?
-
就業規則に多い「1〜2か月前」を最低ラインに、できれば2〜3か月前が無難です。年度替わりで辞めるなら、年明け〜2月ごろに伝えると引き継ぎがスムーズでした。
繁忙期ど真ん中の直前申告は角が立ちやすいので避けたいところです。
- 看護師の求人が多いのは何月?
-
1〜3月が一番多くなりやすいです。4月の年度替わりに向けた欠員補充が動くからですね。
あと夏のボーナス後の6〜7月も増えます。選択肢が多い時期に動けると、条件を比べて決められるので気持ちにゆとりが出ます。
- 繁忙期や年度の途中で辞めてもいいの?
-
いいと思います。「逃げた」と思われないか不安なのはわかるけど、体を壊してまで残る義理はないです。
退職の意思を早めに伝えて引き継ぎを丁寧にすれば、時期がいつでも問題ないかなと。わたしも最初は1月末で辞めるつもりで伝えました。
- 今すぐ動くか迷ってます。どうしたら?
-
まだ決めきれないなら、辞めずに求人だけ見ておくのをおすすめします。今の条件が世の中と比べてどうなのか分かるし、いざ動きたくなった時にすぐ動けます。
眠れない・涙が出るなどのサインが出てるなら、迷ってる場合じゃなく早めに動いてほしいです。
- 妊娠や結婚の予定があるとき、転職のタイミングはどう考えればいい?
-
難しいところだけど、わたしなら入職してすぐ産休に入る形は避けたいかなと思います。受け入れ側に気を遣うし、自分も働きづらくなりがちです。
でも事情は人それぞれなので、ライフイベントが落ち着いてから動くか、最初から理解のある職場を探すか、どちらかかなと思います。
- 今の職場が辞めにくい雰囲気です。それでも辞めていいタイミングってある?
-
辞めにくい雰囲気って、たいてい忙しさや人手不足が理由ですよね。でも、その状態がずっと続くなら正直いつ辞めても申し訳なさは残ります。
わたしは「自分の心と体が限界かどうか」を優先していいと思ってます。職場の都合に合わせすぎると動けなくなります。
- 転職活動を始めてから内定までって、だいたいどのくらいかかりますか?
-
わたしの場合はだいたい1〜2ヶ月くらいでした。在職中だと面接の日程調整に時間がかかるので、もう少し見ておくと安心かもです。
辞めたい時期から逆算して、早めに動き出すと焦らずに済みます。
- 辞めると決めたのに、いざ動くと迷いが出てきます。普通ですか?
-
すごく普通だと思います。わたしも2回とも、退職を伝える直前まで「本当にこれでいいのかな」と揺れました。
でも、迷いがあるのと辞めたい気持ちがあるのは別の話です。理由がはっきりしてるなら、迷いは決断のあとに薄れていくことが多かったです。
辞めどきを決めたあと、2回目の転職でわたしが担当さんに送った文面や、面接で1回目の失敗をどう言ったかは、noteに1本にまとめました。前半は無料で読めます。
▶ 夜勤月10回から日勤だけへ。2回目の転職でわたしが実際にやったこと(note)
まとめ


看護師の転職タイミングに「ここしかない」って正解の時期はない、というのがわたしの実感です。
- 求人が増えるのは1〜3月と夏前
- 経験年数は3年・5年・7年が目安
でもどれも絶対のルールじゃないです。
一番見てほしいのは、カレンダーより自分の心と体のサイン。
- 眠れない
- 涙が出る
- 夜勤で意識が遠のく
わたしの6年目がまさにそうでした。そういう赤信号が出てるなら、何年目でも何月でも、今があなたの辞めどきだと思います。
ただ、次を確かめずに決めると1回目のわたしみたいに失敗しがちなので、辞める決断はしても次の行き先は冷静に。



今すぐじゃなくても、求人を見ておくだけで世界の見え方が変わりますよ。









