病院などでの看護業務への労働者派遣は、労働者派遣法4条・同施行令2条により原則禁止です。病院で派遣として働けるのは、次のような法令上の例外に当たる場合です。
- 紹介予定派遣
- 産前産後・育児・介護休業中の職員の代替
- へき地の医療機関など
求人を見るときは、どの例外に当たる案件かを担当者に確認してください。直接雇用の単発アルバイトとは契約形態が異なります。
夜勤明けでくたくたの日に、スマホで「派遣看護師 デメリット」って打ち込んだことがあって。
あさこ自由そうだし時給も高いって聞くけど、その分なんか落とし穴あるんじゃないの…って、急に冷静になっちゃったんです
先に結論を言っちゃうと、派遣看護師にはちゃんとデメリットがあります。
収入が不安定だったり、ボーナスや退職金が出なかったり。でも、そのほとんどは知って備えておけば怖くないものでした。
この記事では、派遣看護師のデメリットを提灯記事みたいにごまかさず、ぜんぶ正直に書きます。
- 収入の不安定さ
- ボーナス退職金なし
- スキルが伸びるのか
- 契約終了の不安
- 孤独になりやすい
そのうえで、それでも派遣が向いてる人と、デメリットを小さくする具体的な対策もセットでまとめました。
わたしはあさこといいます。
| わたし | 派遣との関わり |
|---|---|
| 急性期の内科外科混合病棟で7年 3交代で月10〜12回の夜勤 6年目の冬に体が限界をむかえて病棟を退職 1回目の転職は失敗、2回目で日勤のみの外来へ | 派遣は2回目の転職前に日勤で入っただけ 転職を考えたときに死ぬほど調べた 1回目の転職先を辞めたあとは単発でつないだ |
その調べた本音を書いていきますね。
「派遣看護師 デメリット」を正直に全部書く


いいことだけ書いても意味ないので、まずは派遣看護師のデメリットを包み隠さず並べますね。読んでビビらせたいわけじゃなくて、知っておけば備えられるからです。
ひとつずつ見ていきますね。
収入が不安定:ない月は収入が落ちる


派遣看護師の一番大きなデメリットは、収入が安定しないことだと思います。
| 場面 | 収入 |
|---|---|
| 時給は2,000円前後と高め | フルで働けば正社員より稼げる月もある |
| 契約が切れた月、希望の求人がなかった月 | 収入がガクッと落ちる |
| 正社員みたいな 「毎月決まった額が振り込まれる安心感」 | 派遣には、正直ありません |
特に登録型の派遣だと、案件と案件のあいだに空白期間ができることがあります。
派遣は働いた分だけの時給制なので、シフトが埋まらない月は収入がゼロに近くなることもあります。



貯金に余裕がない状態でいきなりフル派遣に飛び込むのは、わたしはおすすめしないです
なので、大事なことが2つあります。
- 固定費を把握して稼ぐ下限を決める
- 案件を回してくれる派遣会社を選ぶ
安定して案件を回してもらえる派遣会社を選ぶことが、この不安定さをやわらげる一番のポイントになります。
ボーナス・退職金なし:年収で逆転も


派遣看護師には、基本的にボーナスも退職金もありません。
| 収入の中身 | |
|---|---|
| 派遣 | 時給は高く感じる ボーナスも退職金もない |
| 正社員 | ボーナスが年2回出る 夏冬で40〜80万が乗ってくる |
年収のトータルで計算すると、正社員に逆転されるケースもあります。ここを見落とすと「思ったより稼げなかった」ってなりがちです。
派遣を選ぶときは月の時給だけじゃなく、ボーナスや退職金がない前提で年収トータルを計算して比べるのが本当に大事です。



ただ、その分を自分で積み立てればいい、という考え方もできます
ボーナスが出ない代わりに毎月コツコツ貯金や積立に回す。会社まかせにできないぶん、お金の管理は自分でやる必要が出てきますね。
スキルが伸びにくいと不安になる


派遣は職場を転々とするので、一つの分野を深く極めるのが難しいんじゃないか、っていう不安はよく聞きます。
| スキルの面 | どうなるか |
|---|---|
| 深い専門性 | 付きにくい 同じ病棟に何年もいて専門性を高めるキャリアとは方向性が違う 認定看護師みたいな道を目指すなら、派遣はちょっと遠回りかも |
| 順応力 | どこでも通用する対応力や順応力は確実につく 「初めての職場でもすぐ動けるようになった」という声が多い |
| 感覚を取り戻す目的 | 相性がいい |
浅く広く、を弱みじゃなく強みに変えられるかは、本人の意識しだいかなと思います。
スキルの話は人によって向き不向きがはっきり分かれるので、自分がどんな看護師になりたいかと照らし合わせてみてくださいね。
契約終了の不安と「孤独」というデメリット


お金やスキルとは別に、メンタル面のデメリットもちゃんとあります。ここを見落とす人が多いので、先にお伝えしておきますね。
ひとつずつ見ていきますね。
契約終了の不安が数ヶ月ごとに来る


派遣は契約期間が決まっているので、3ヶ月や6ヶ月ごとに「更新されるかな」「次の職場見つかるかな」という不安が定期的にやってきます。
正社員のように来年も再来年もここにいられる、という前提がないんですよね。この先の見えなさが苦手な人には、けっこうストレスになると思います。
| 契約終了は | 受け止め方 |
|---|---|
| 不安 | 正社員のように来年もいられる前提がない |
| 裏を返すと | 合わない職場を期間で区切って抜けられる 正社員だと辞めづらい人間関係も、契約満了でスッと離れられる |
この不安を、しがらみのなさとして前向きに捉えられるかどうかですね。次の案件をすぐ紹介してもらえる派遣会社に登録しておけば、空白の不安はだいぶ減らせます。
孤独になりやすく仲間ができにくい


派遣は短期間で職場を移ることが多いので、深い人間関係や同期みたいな仲間ができにくいです。
- 同期・深い仲間はできにくい
- 数ヶ月で抜ける人と距離を置かれる
- 人間関係の深入りを避けたい人に快適
お昼休みに少し輪に入りづらかったり、「どうせ数ヶ月で抜ける人」という目で見られて、ちょっと距離を感じる場面もあるみたいです。
人とのつながりを職場に求めるタイプの人には、ここがいちばんこたえるかもしれません。
でも、これも人によっては大きなメリットになります。職場の人間関係のドロドロが本当にしんどかった人にとっては、深入りしなくていい距離感がむしろ快適だったりするので。



夜勤でくたくただった頃のわたしには、深入りしなくていい派遣の距離感が気楽そうに見えました。
わたし自身、病棟の濃すぎる人間関係でけっこう消耗したクチなので、この気持ちはすごく分かります。
デメリットがあっても派遣看護師が向いている人


ここまで悪いことばかり書いてきたけど、それでも派遣が合う人はちゃんといます。逆に合わない人も正直に書きますね。
| 向いている人 | 理由 |
|---|---|
| 正社員の縛りがしんどい人 | サービス残業や委員会、勉強会、人間関係の濃さに消耗してきた人には、契約で区切られた働き方は身軽に感じられる 次の職場を期間で選び直せるので、合わない環境に何年も縛られずに済む |
| ライフスタイルに合わせて働きたい人 | 子育て中で短時間だけ働きたい、扶養の範囲で調整したい、ブランクから少しずつ復帰したい人には、派遣や単発の柔軟さがハマる 働く日数や時間を自分でコントロールできるのは、正社員にはない強み |
逆に、派遣が向いていないのは、こんな人です。
- 毎月安定した収入が絶対にほしい人
- ボーナス退職金も含めた保障を重視する人
- 一つの専門分野を深く極めたい人
ここに当てはまる人は、無理に派遣を選ばず、夜勤なしの正社員など別の選択肢を探したほうが幸せだと思います。自分がどっちのタイプか、ここで一度立ち止まって考えてみてください。



確かめずに飛び込むと、わたしの1回目の転職みたいに「話が違う」となりがちです。
ちなみに、派遣の働き方そのものの仕組みやメリットをもっと知りたい人は、派遣看護師の仕組みの記事も読んでみてください。
デメリットだけじゃなく全体像を見てから決めたほうが、後悔しにくいので。あと「派遣 やめとけ」って言われる理由が気になる人は、派遣看護師はやめとけ?の検証も合わせてどうぞ。
派遣看護師のデメリットを小さくする具体的な対策


デメリットは、対策とセットで知っておけば怖くないです。調べた中でよく挙がっていた工夫をまとめますね。
ひとつずつ見ていきますね。
案件を切らさない派遣会社を選ぶ


収入の不安定さも契約終了の不安も、結局は「次の案件をすぐ紹介してもらえるか」でだいぶ変わります。だから派遣会社選びがいちばんの対策になります。
選ぶのは、次のような会社です。
- 求人数が多い
- 単発から長期まで幅広く扱っている
- 担当さんが間を空けずに案件を回してくれる
看護師の派遣・単発に強い会社といえば単発・派遣に強いMCナースネットがよく名前が挙がります。
派遣・単発・スポット・応援ナースに特化していて、案件の幅が広いのが調べていて印象に残りました。



派遣のデメリットの大半は「案件が途切れること」から来るので、案件を切らさない会社に登録しておくのが最大の防御になります
複数社に登録して案件を比べる


1社だけだと、紹介される案件が偏ったり、空白期間ができたときに身動きが取れなくなります。なので派遣を本気でやるなら、複数の会社に登録しておくのが鉄則です。
同じ時給帯でも、会社によって扱っている職場や条件がぜんぜん違うので、比べることでいい案件に当たりやすくなります。
- 1社だけだと案件が偏りやすい
- 複数社で時給や職場の条件を比べる
- 担当さんとの相性も会社ごとに確認する
どこに登録するか迷ったら、まずは派遣・単発に強い会社をいくつか押さえておくと安心です。
選び方の比較は看護師転職サイトの比較にまとめてあるので、そこから自分に合いそうな会社を選んでみてください。
担当さんとの相性も会社によって違うので、何社か話してみて合う人を見つけるのがいいですよ。



登録自体は無料なので、まず2〜3社で求人を見比べてから動くと、収入の不安定さをかなり抑えられます
お金は自分で管理し積み立てる


ボーナスや退職金が出ない以上、お金の管理は会社まかせにできません。でも逆に言えば、出るはずだったボーナス分を自分で毎月積み立てれば、保障のなさはかなりカバーできます。
- 時給が高いぶん手取りは多くなりやすい
- その一部を先取りで貯金や積立に回す
- 習慣にするのがコツ
あと、収入が不安定な月に備えて、こうしておくと安心です。
- 生活費の3ヶ月分くらいは現金で持つ
- 案件が途切れた月の精神的なきつさが違う
派遣で困った人の後悔としてよく挙がるのが「貯金ゼロでフル派遣に飛び込んだこと」なので、ここはまねしないでほしいです。
MCナースネットのような会社は、保障面を確認してみてください。
- 社会保険や福利厚生がついてくる派遣もある
- 保障面が不安なら登録時に確認する
詳しくはMCナースネットの評判・口コミにまとめています。
よくある質問


- 派遣看護師の最大のデメリットは何ですか?
-
収入が安定しないことだと思います。時給は高めでも、案件が途切れた月は収入がガクッと落ちます。
あと、ボーナスや退職金が基本ないので、年収トータルで見ると正社員に逆転されることもあります。
案件を切らさない派遣会社を選んで、お金を自分で積み立てておくとこの不安はかなり減らせます。
- 派遣看護師はボーナスや退職金が本当に出ないんですか?
-
基本的には出ません。時給制なので、その分が月々の給料に含まれていると考えるのが自然です。
なので月の時給だけで判断せず、ボーナスなし前提で年収トータルを計算して正社員と比べてください。
出ないぶんを毎月自分で積み立てれば、保障のなさはかなりカバーできますよ。
- 派遣だとスキルが身につかないって本当ですか?
-
一つの分野を深く極めるのは正社員より難しいです。認定看護師みたいな専門性を目指すなら不向きかもしれません。
でも、いろんな職場を経験するぶん、どこでも動ける順応力や対応力は確実につきます。浅く広くを強みに変えられるかは本人しだいかなと思います。
- 契約が途中で終わったら次の仕事はすぐ見つかりますか?
-
派遣会社次第です。求人数が多くて間を空けずに案件を回してくれる会社に登録しておけば、空白期間はかなり減らせます。
逆に1社だけだと、その会社に案件がない時期に身動きが取れなくなります。複数社に登録しておくのが、契約終了の不安への一番の備えです。
- 派遣看護師は孤独だと聞きますが大丈夫でしょうか?
-
短期で職場を移ることが多いので、深い仲間はできにくいのは確かです。でも、人間関係の濃さに疲れていた人には、深入りしなくていい距離感がむしろ快適だったりします。
職場に仲間を求めたいタイプか、しがらみが嫌なタイプかで、ここの感じ方は大きく変わると思います。
- 未経験やブランクありでも派遣看護師はできますか?
-
できます。むしろブランクから少しずつ感覚を取り戻したい人には、単発や短期の派遣が向いています。
いきなりフルで正社員復帰するより心理的なハードルが低いので。
受け入れに慣れた職場を紹介してもらえるよう、派遣・単発に強い会社の担当さんに正直に状況を伝えるのがおすすめです。
- 派遣看護師の収入が不安定なのを防ぐ方法はありますか?
-
案件を切らさないことが全てです。求人数の多い派遣会社を選ぶ、複数社に登録して空白期間を作らない、そして生活費の3ヶ月分くらいは現金で持っておく。
この3つでだいぶ安定します。貯金ゼロでいきなりフル派遣に飛び込むのだけは避けてくださいね。
- 派遣と単発(スポット)はどう違うんですか?
-
ざっくり言うと、派遣は数ヶ月単位で同じ職場に通う働き方、単発は1日や数日だけのスポット勤務です。
安定収入を多少でも作りたいなら派遣、自分の都合に合わせてピンポイントで稼ぎたいなら単発が向いています。
どちらも扱っている会社に登録しておくと、状況に合わせて使い分けられて便利です。
- 派遣でも社会保険や有給はつきますか?
-
条件を満たせばつきます。一定以上の勤務時間があれば社会保険に加入できますし、有給休暇も発生します。
ただ会社や契約内容によって扱いが違うので、登録時に社会保険・有給の条件を必ず確認してください。福利厚生が手厚い派遣会社を選ぶと、ここの不安はだいぶ減ります。
- 派遣を始めるときまず何をすればいいですか?
-
まずは派遣・単発に強い会社に2〜3社登録して、担当さんに希望を伝えるところからです。時給だけでなく、案件の途切れにくさや福利厚生も比べてください。
いきなり1社に絞らず、求人や担当さんの対応を見比べてから決めると、デメリットを踏みにくくなりますよ。
まとめ
デメリットを避けるコツは会社選びにあります。▶ 派遣会社の選び方|複数登録して比べた本音


派遣看護師には、こんなデメリットが確かにあります。
- 収入が不安定
- ボーナス退職金がない
- 専門性が付きにくい
- 契約終了の不安
- 孤独になりやすい
提灯記事みたいに「自由で時給も高くて最高!」とだけ言うのは嘘になるので、ここは正直にお伝えしました。でも、そのほとんどは知って備えておけば小さくできるものでした。
大事なのは、次の3つです。
- 自分が派遣に向いているタイプかを見極める
- 案件を切らさない会社を選ぶ
- 複数登録して、お金は自分で積み立てる
それだけでデメリットの大半は怖くなくなります。
派遣・単発に強い会社の代表格としてよく名前が挙がるのが単発・派遣に強いMCナースネットなので、迷ったらまず評判を見て、合いそうなら登録だけ済ませておくと動きやすいですよ。
焦らず、自分のペースで決めてくださいね。









