緊急入院を受けて残業した帰り道や、夜勤明けの布団の中で「急性期、もう辞めたい」と打った人へ。先に答えを書くと、決める前にやることは、離れたいのが看護師の仕事・急性期という場所・夜勤・いまの病棟の4つのどれなのかを分けることです。分けないまま動くと、場所を変えても同じものがついてきます。
知恵袋で、急性期にいて辞めたい人の相談を25件読んで分けると、15件は「急性期という場所」を名指ししていました。この記事では、回復期や療養の病棟、外来、施設へ移ると何が変わって何を失うのかを、厚生労働省の配置の数字と、移ったあとの人の相談9件で並べます。
わたしは急性期の内科外科混合病棟に7年いました(3交代)。夜勤がつらかったのに、夜勤のある別の急性期病院へ移って、1年で辞めています。
\最初にこの記事の結論/
急性期の看護師を辞めたいとき、離れたいものは4つに分かれる
「急性期の看護師を辞めたい」は、急性期という場所・看護師の仕事・いまの病棟・夜勤の4つのどれから離れたいかで、行き先が変わります。表は、知恵袋で急性期にいる人の相談25件を読み、1件ごとにいちばん強い理由を1つだけ選んで数えたものです(分けたのはわたしです)。
| 離れたいもの | 25件のうち | 変えるもの |
|---|---|---|
| 急性期という場所 | 15件 | 病床の種類 |
| 看護師の仕事そのもの | 4件 | 職種 |
| いまの病棟 | 4件 | 病棟か病院 |
| 夜勤 | 1件 | 夜勤の回数 |
| 分けられていない | 1件 | 先に休む |
15件は「場所が原因だった数」ではなく、「本人が急性期を名指しした数」です。夜勤は、主な理由にした人は1件だけでしたが、文中で触れていた人は5件いました。わたしが読めた25件の分け方なので、看護師全体の割合ではないです。
順番に見ていきます。
急性期という場所から
いちばん多かったのは、急性期という場所を名指しした相談で、25件のうち15件でした。書かれていたのは、看護の中身より、回転の速さと緊張です。
- 入退院の入れ替わり
- 毎日の緊急入院
- 独特の緊張感
- 疾患や治療の複雑さ
- じっくり関われない
4年目、呼吸器内科。入退院が激しく、毎日1〜2件の緊急入院があり、抗がん剤の実施にも緊張が続く。患者さんと話すこと自体は好きなので訪問看護や施設に移りたいけれど、隣の芝生が青く見えているだけではないかと不安。(知恵袋の相談の要旨)
急性期で毎日走り回って疲れた。楽をしたいのではなくて、患者さん一人ひとりとじっくり関われる仕事をしたい。(知恵袋の相談と本人の返信の要旨)
自分がここに当てはまるかは、こう考えると分けやすいです。いまの同僚と夜勤の回数はそのままで、入院が月単位の病棟に移れるとしたら、行きたいか。行きたいなら、離れたいのは場所です。
隣の芝生かも、甘えかも、と自分を責めてしまうなら、体・期間・数字・頼んだかの4本で見る看護師を辞めたいのは甘えかの記事が先に役立つかもしれません。
看護師の仕事そのものから
看護師そのものを辞めたい、と書いていた相談は4件でした。たとえば次のような人です。
- 興味がないまま資格を取った2年目
- 看護師以外の仕事を探す新卒
ただ、これは急性期の中にいるあいだは見分けにくいです。臨床を離れて大学の教員になった人の回答には、毎日の感情労働に疲れ果てて病棟を出て、離れてみて初めて「看護が好きだったのかな」と気づいた、とありました。
逆に、急性期から回復期リハの病院へ移ったあとも「看護師の仕事自体を一回離れたい」と書いている3年目の人もいます。どちらもあるので、先に場所を変えてみて、それでも嫌かを確かめる順番のほうが、いきなり別の仕事へ移るより戻りやすいと思います。
いまの病棟から
いまの病棟から離れたい相談は4件で、理由は人と異動でした。たとえば次のような相談です。
- 先輩2人の態度が冷たい5年目
- 異動で一から覚え直す人
このタイプは、人や配属が変われば急性期の仕事は続けたいか、で分けられます。続けたいなら、行き先は療養や施設ではなく、院内の別の病棟か、同じ急性期の別の病院です。急性期を離れて施設へ移るなら、看護師が施設転職で後悔する点を先に見てください。
つらさの中心がリーダーや後輩指導、委員会の重なりなら、それは場所より役割の問題です。その場合は中堅看護師が辞めたいときの確かめ方を読んでみてください。
夜勤から
夜勤を主な理由にした相談は1件だけで、妊娠を望んでいて、夜勤を始めてから生理不順になり、院内の健診センターへ移りたい、という2年目の人でした。少ないのは、夜勤のつらさを「急性期のつらさ」とまとめて書く人が多いからだと思います。
悩む女性わたしは夜勤がつらかったのに、次も夜勤のある病棟を選びました。
わたしのいた病棟と、日本看護協会の夜勤・交代制勤務のガイドラインなどの数字を並べます。
| 見るもの | 数字 | 出どころ |
|---|---|---|
| わたしの夜勤(多い時期) | 準夜+深夜で月10〜12回 | 7年いた病棟 |
| 3交代の夜勤の基本 | 月8回以内 | 協会のガイドライン |
| 夜勤が月72時間を超えた人 | 一般病棟の33.9% | 協会の2025年調査 |
わたしの多い時期の回数は、ガイドラインの基本の線を超えていました。6年目の秋には準夜の前に玄関で吐き気と動悸が出るようになりました。夜勤が理由の人は、病床の種類を変えても、夜勤のある病棟なら同じものが残ります。
変えるのは場所ではなく、夜勤の回数です。夜勤そのもののつらさは夜勤がしんどいときの記事に分けています。
体に出ているなら行き先より先に|わたしが受診で言えなかった2つ
動悸や吐き気、眠れない日が続いているなら、行き先を比べる前に、受診と休むことを先に考えてください。4つのどれかを分けるのは、体が落ち着いてからでも間に合います。
急性期の病院で、仕事中は心臓がバクバクして不安でいっぱい。家に帰るとぐったりして何もできない。でもご飯は食べられるし眠れているので、病気ではない気がする。それでも一度受診したほうがいいのか。(知恵袋の相談の要旨)
病気かどうかを、わたしがこの相談から言うことはできません。ただ、厚生労働省のこころの耳を読むと、変調に気づいた時点で、まず身近な医療関係者に、そして専門医に相談することがすすめられています。わたしはこれを、病気かどうかを自分で決めてから行かなくていい、と読みました。



わたしは受診したのに、いちばん大事なことを言えませんでした。
6年目の秋、内科で伝えたのは「最近眠れなくて」だけです。夜勤の前だけ吐き気が出ること、月の夜勤の回数は言っていません。「自律神経」と言われて薬は出ず、診断書も、勤務についての意見もないままでした。
受診するなら、メモにして持っていくのはこの3つです。
- いつから続いているか
- どの勤務の前に出るか
- 月の夜勤は何回か
出勤前の吐き気のことは、夜勤前に吐き気がして行きたくないときの記事に、もう少しくわしく書きました。
わたしは夜勤がつらいまま、急性期から急性期へ移った
わたしの1回目の転職は病院だけを替えるもので、行き先はまた夜勤のある急性期の病院でした。そこは1年で辞めています。
転職先探しは、大手のエージェント1社に任せきりでした。求人票の「夜勤少なめ」が何回を指すのか、わたしは聞いていません。入職日を2月から4月に動かしてもらった負い目で、条件のことを言い出せなくなっていました。
| くらべる点 | 7年いた病院 | 1回目の転職先 |
|---|---|---|
| 病床の種類 | 急性期 | 急性期 |
| 夜勤の回数 | 多い時期で月10〜12回 | 月8〜10回 |
| 年収 | 370万円 | 390万円(+20万円) |
入職前に「月8回程度」と言われた夜勤は、ふたを開けると月8〜10回でした。変わったのは病院の名前と年収で、病床の種類も、夜勤のある働き方も、変えていません。



辞めるとき、いちばんきつかったのは「また選択を間違えた」と自分で認めることでした。
知恵袋にも、急性期から別の急性期病棟へ移ったけれど、前残業と残業が多くて続くか不安、という相談がありました。離れたかったものが同じ形で残る場所へ移ると、同じことが起きます。
急性期から急性期へ移ること自体が悪いわけではないです。離れたいのが「いまの病棟」の人には合う道です。わたしの場合は、いま振り返ると離れたかったのは夜勤だったのに、「少なめ」の回数を確かめないまま、夜勤のある病棟をまた選んだのが失敗でした。
離れたいものがまだ言葉にならない人は、看護師のキャリア迷子を抜けるときに「やめたいこと」を1つだけ決める順番を書いています。
急性期を離れる先で変わるものと失うもの|配置基準と相談9件
急性期を離れると、入退院の回転は遅くなりますが、看護職員の配置の基準は下がり、移った人の相談には介助と受け持ちの多さが書かれていました。楽になるというより、きつさの種類が入れ替わる、と考えたほうが近いです。
| 病棟の種類 | 看護職員の配置 | 50人の病棟なら |
|---|---|---|
| 急性期一般 入院料1 | 7対1以上 | 常に約7人 |
| 急性期一般 入院料2〜6 | 10対1以上 | 常に5人 |
| 回復期リハ 入院料1・2 | 13対1以上 | 常に約4人 |
| 療養病棟 入院料1・2 | 20対1以上 | 常に2.5人 |
配置は厚生労働省の令和8年度診療報酬改定の概要から取りました。「50人の病棟なら」は、7対1と10対1が同じ資料にある例で、13対1と20対1はわたしが同じ割り算をしたものです。日勤と夜勤をならした人数なので、夜勤の受け持ち人数とは違います。
順番に見ていきます。
回復期リハ・地域包括の病棟
回復期リハの病棟は、急性期を過ぎた患者さんが家に帰るためのリハビリを集中して行う場所です。夜勤は残り、看護職員は回復期リハの入院料1・2で13対1以上です(令和8年度改定の概要 包括期・慢性期)。
忙しさは病棟で差が大きいです。知恵袋の回答には、同じ病院の回復期は整形中心で定時に帰っている、という一般病棟の人の話と、脳梗塞のあとの患者さんが多くて介助ばかりで気が狂いそうだった、という話が並んでいました。
3年目。急性期の病棟を辞めて回復期の病棟に入った。記録の方法や独自の決まりが分からず聞いても、「急性期で働いてたから大丈夫だよ」と放置される。(知恵袋の相談の要旨)
急性期を経て回復期リハの病院へ。日勤のみで手取りは20万円。産休や休職が続いて人が少なく、長い休みも取れない。(知恵袋の相談の要旨)
ちなみに、病院が都道府県に報告する病床の区分は、令和8年度の報告では、これまでの「回復期」が「包括期」という区分に位置づけ直されています(厚生労働省の病床機能報告の概要)。名前だけの変更ではなく、高齢の人の急性期を受ける機能が加わった区分で、回復期リハや地域包括ケアの病棟もここに入ります。
療養病棟(慢性期)
療養病棟へ移ると、いちばん変わるのは入院の長さで、いちばん失うのは人数です。病院報告(令和7年)の平均在院日数は、一般病床が15.3日、療養病床が114.7日でした。
一般病床には回復期リハなどの病棟もふくまれます。療養病棟の看護職員の配置は、令和8年度で20対1以上です。
急性期に疲れて療養病院に移ったけれど、思ったより忙しい。看護師に対して患者さんの数が多く、体力勝負。落ちついた病棟など存在しないのか。(知恵袋の相談の要旨)
総合病院の急性期から療養へ。毎日同じことの繰り返しで、やり甲斐を感じない。そのわりに介護業務が多く、体力的にはきつい。(知恵袋の相談の要旨)
同じ療養でも、中身は病院で違います。療養を2か所経験した人は、いまの病院は常に5分の1くらいの患者さんが点滴で、熱が出るとすぐ採血になり、前の療養病棟とまるで違う、と書いていました。急性期と療養の両方を知る人の回答には、人工呼吸器の患者さんが1つの病棟に最高で20人いた、という話もあります。
相談と回答に、失うものとして書かれていたのはこの4つです。
- 看護職員の人数
- 元気に退院していく姿
- 検査や治療の判断の速さ
- 新しい処置にふれる回数
回答欄には「療養に行ったら急性期には戻れないと思って」という強い言葉もあれば、「向いていなければ2〜3年で急性期に戻ってもいい」という声もありました。急性期に戻れた人の数をまとめた資料は、わたしには見つけられていません。
外来・クリニック
外来へ移ると夜勤はなくなりますが、わたしが書けるのは、いま働いている病院の内科外来のことだけです。日勤のみで、残業はほぼありません。日曜の夜が怖くなくなったのが、いちばん大きな変化でした。
年収は、病棟の370万円から430万円に上がっています。ただ、病棟の基本給が低めだったこと、いまの職場の基本給、担当の人がしてくれた年収交渉の3つが重なった結果なので、外来なら上がるという話ではないです。



外来で失うものは、移った人の相談を読むと、体よりお金と条件に集まっていました。
手取りが減る、聞いていた条件と違う、戻りたくても戻れない、という型は病棟から外来へ移った看護師の後悔の記事で、相談を読んで分けています。急性期で5年働いたあとクリニックに10年いて、病院へ戻るのが不安、という相談も知恵袋にありました。
介護施設・訪問看護
病院の外で働く看護師は、思うより多いです。厚生労働省の衛生行政報告例では、令和6年末に働いていた看護師のうち、病院は65.7%で、残りの約3人に1人は病院の外でした。
- 診療所 14.3%
- 介護保険施設など 7.9%
- 訪問看護ステーション 6.7%
わたしは2回目の転職の前に、派遣で介護施設など(日勤)に入りました。そこで分かったのは、日勤なら続けられる、ということです。施設の仕事の細かいところを語れるほどの経験ではないので、ここでは書きません。
5年目で、施設内の訪問看護に内定をもらった。急性期のあとで物足りなく感じないか、迷い始めている。(知恵袋の相談の要旨)
この相談への回答には、特養は医療の仕事が少ないぶん、介護職との関係で苦労することがある、という声もあります。
訪問看護は夜勤がなくてもオンコールがあるので、そこは訪問看護はきついのかを調べた記事で確かめてください。
離れる前に確かめること|師長に聞く3つ・見学で数える6つ
離れると決める前に、院内に行き先があるかを師長に聞き、行き先の病棟は見学で数えて、日勤が合うかは先に試せます。3つとも、辞めると言う前にできることです。
順番に見ていきます。
師長面談で聞く3つ
最初に聞くのは、辞めるかどうかではなく、院内に何があるかです。
- 院内にどんな病棟と部署があるか
- 異動の希望はいつ出せるか
- 夜勤の回数は相談できるか
言い方は、「病棟を変わることを考えています。院内の回復期の病棟や外来、健診に、異動の希望は出せますか」で足ります。知恵袋の回答には、院内の異動なら勤続年数や退職金、有給を引き継げる、という声がありました。
希望が通るとはかぎりません。
13年いた病院で異動を希望したが、希望の科は聞いてもらえず、人の少ない病棟か特殊な部署なら、と言われた。(知恵袋の相談の要旨)
正規の職員のまま日勤だけにはできないと分かって辞めた、というnoteもあります。
師長面談は年に2回ありました。それでもわたしは、院内の日勤の部署へ移りたいと一度も口にしないまま辞めています。
聞いてだめだった人と、聞かなかったわたしでは、あとに残るものが違います。夜勤を外す制度のほうは看護師の夜勤免除の申請の記事にまとめました。
見学で数える6つ
行き先の病棟は、言葉ではなく数で見ます。「落ちついた病棟」「夜勤少なめ」は、人によって意味が違うからです。
- 届出の入院料は何対1か
- 夜勤は何人で月何回か
- 日勤の受け持ちは何人か
- 看護補助者は何人いるか
- 点滴・吸引・経管は何人か
- 緊急入院は月に何件か
同じ「急性期」でも、配置は1つではないです。日本看護協会の2025年の調査では、一般病棟の届出2,210病院のうち、急性期一般の入院料1(7対1)は818病院で、入院料2〜6(10対1)のほうが1,060病院と多いです。急性期から急性期へ移る人も、ここは聞いてください。
わたしが1回目に聞けなかった「夜勤少なめは月何回か」は、いまの勤務表で数えた回数と並べると比べやすいです。3交代の人が先月の勤務表で数えておく6つは、看護師が三交代を辞めたいときの記事に表で置いています。
日勤を先に試す順番
見学と質問で分からないのは、日勤だけの生活が自分に合うかどうかです。ここは先に試せますが、派遣で試せる場所は法律で限られています。
病院や診療所、介護老人保健施設、介護医療院、利用者さんの自宅での看護の仕事は、労働者派遣法の施行令2条で、派遣では原則できないと決まっています。紹介予定派遣や、産休・育休の人の代わりなどは例外です。



回復期や療養の病棟を「派遣でお試し」は、ふつうはできないと思ってください。
なので病棟へ移りたい人は、見学と質問が中心になります。派遣で試せるのは「行きたい病棟」ではなく、この決まりに入っていない職場での「日勤だけの生活」のほうです。
2回目の転職で、わたしが先に試したのもそこでした。登録したのはMCナースネットで、最初は派遣で介護施設など(日勤)に入りました。
日勤ならやっていけると思えてから、同じ担当の人に紹介してもらったのが、派遣先とは別の病院の内科外来です。正社員で入っています。
運営は株式会社メディカル・コンシェルジュで、登録フォームでは希望する働き方を次から選びます。
- 派遣
- 紹介予定派遣
- 就職
- 単発
運営会社のサイトには、面接や顔合わせに担当者が同行し、希望すれば事前の施設見学もできる、とあります。使った側の感想はMCナースネットの評判と口コミの記事に分けました。
この順番が向かない人もいます。
- 院内の異動で足りる人
- 体調を戻すのが先の人
- 看護師自体を離れたい人
派遣は正社員と給料や賞与の形が違うので、家計がきつい時期なら、条件を先に確かめてください。登録は急がなくていいです。
\日勤の職場を先に試したい人へ/
登録は無料です
急性期・看護師・辞めたいのよくある質問
- 急性期の看護師を辞めたいと思うのは甘えですか?
-
甘えとは思いません。読んだ相談25件でも、理由は入退院の回転や緊張感、夜勤など、場所と働き方に集まっていました。体に出ているなら、がまんの問題ではなく受診の話です。
- 急性期を辞めたい看護師は、3年目まで続けたほうがいいですか?
-
何年続ければ有利、という資料は見つけられませんでした。知恵袋の回答も「今から動いたほうがいい」と「1年目から慢性期はもったいない」に割れています。年数より、何から離れたいかを分けるほうが先だと思います。
- 急性期から療養病棟へ移ると、看護師の仕事は楽になりますか?
-
楽になるとは言い切れません。入院は長くなりますが、看護職員の配置は20対1以上(令和8年度)で、急性期一般の7対1や10対1より人数が減ります。「思ったより忙しい、体力勝負」という相談もありました。
- 急性期を離れた看護師は、あとで急性期に戻れますか?
-
急性期へ戻れた人がどのくらいの割合かを示す資料は、見つかりませんでした。回復期から急性期への転職を聞いた質問には、「指導が手厚い所なら行けると思う」という回答がありました。離れる前に、いまの病院に戻る道があるかを聞いておくと安心です。
- 急性期と回復期・慢性期では、看護師の配置はどう違いますか?
-
令和8年度の診療報酬では、急性期一般の入院料1が7対1以上、入院料2〜6が10対1以上、回復期リハの入院料1・2が13対1以上、療養病棟が20対1以上です。あと、病床機能報告の「回復期」は、令和8年度の報告では「包括期」という区分に位置づけ直されています。
- 急性期の看護師の受け持ち人数は何人ですか?
-
7対1は、患者さん7人に看護職員1人を、1日をならして置くという基準で、勤務帯ごとの受け持ち人数ではないです。日勤と夜勤で人数は変わるので、見学で「日勤の受け持ちは何人か、夜勤は何人体制か」を聞いてください。
- 急性期から急性期への転職は、看護師としてありですか?
-
離れたいのが「いまの病棟」の人には、ありだと思います。わたしは「夜勤少なめ」が月何回かを確かめないまま別の急性期病院へ移り、夜勤は月8〜10回で、1年で辞めました。夜勤や回転の速さが理由なら、同じものが残ります。
- 急性期を辞めたい看護師は、面接で退職理由をどう伝えればいいですか?
-
知恵袋に、「やりがいはあったが、もっと一人ひとりに寄り添いたい」「働き方がかたよっていて、長く続けるのがむずかしい」と伝えるのは印象が悪いか、という相談がありました。回答は2件とも、それで問題ないという内容でした。うそを作る必要はないと思います。
- 急性期を辞めた看護師は、後悔していますか?
-
後悔の中身は行き先で違います。療養では忙しさとやり甲斐、回復期では教えてもらえないこと、外来ではお金、が相談に出ていました。逆に、急性期ばかり20年のあと移って「残業がないのは素晴らしい」と書く人もいます。
- 急性期を辞めたい看護師は、すぐ転職サイトに登録したほうがいいですか?
-
急がなくていいです。先に、何から離れたいかを分けて、院内に行き先があるかを師長に聞くほうが早いことがあります。わたしは1回目、大手のエージェント1社だけに頼って、夜勤のある急性期の病院へまた移りました。
まとめ:急性期を辞めたい看護師が、決める前に分けること
急性期の看護師を辞めたいとき、先にやるのは行き先さがしではなく、離れたいものを分けることでした。場所を名指しした相談がいちばん多かったけれど、行き先は楽な場所ではなく、きつさの種類が違う場所です。
- 離れたいものを4つに分ける
- 体に出ているなら受診が先
- 夜勤が理由なら回数を変える
- 療養は20対1で人が減る
- 院内の行き先を師長に聞く
- 病棟は見学で数えて確かめる
わたしは夜勤がつらかったのに、夜勤のある病院へ替えて、1年で辞めました。院内で手を挙げなかったことも、そのまま残っています。今夜は、「わたしが離れたいのは◯◯」と1行だけ書くところまでで十分だと思います。








